introduction

 

蜷川幸雄のもとでシェイクスピアの全37戯曲を完全上演することを目指し、1998年のスタート以来、国内外に次々と話題作を発表してきた彩の国シェイクスピア・シリーズ。シリーズ完結間近でこの世を去った蜷川幸雄から芸術監督のバトンを引き継いだ吉田鋼太郎は、2017年から残された5作品を見事に上演し、23年2月に『ジョン王』をもってシリーズを完結させた。だがその後も、本拠地である彩の国さいたま芸術劇場、そしてシェイクスピア作品を長年愛し続けてきた吉田ならではの解釈と、エンターテイメント性を意識した演出で高い評価を得た吉田のもとには、新たなシリーズを望む声が多く寄せられていた。

 

そしてついに、24年5月、吉田鋼太郎が新たに立ち上げる【彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd】が始動する。

 

その記念すべき一作目に吉田が選んだのは、シェイクスピア不滅の金字塔『ハムレット』。また、そのタイトルロールを担うのは、吉田からの信頼も厚く、満を持して大役に挑むことになる柿澤勇人。

 

二人は、『デスノート THE MUSICAL』(15年)『アテネのタイモン』(17年)『スルース~探偵~』(21年)に続いて4本目の共演となり、演出と主演のタッグとしては、『ブラッド・ブラザーズ』(22年)以来、2年ぶりとなる。二人の息の合った競演は、絶対に見逃せない。

 

24年の『ハムレット』上演後は、25年『マクベス』、26年に『リア王』の上演を予定している。
シェイクスピア作品の新たな魅力を届ける新シェイクスピア・シリーズ、乞うご期待!

2024年5月、吉田鋼太郎が新たに立ち上げる【彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd】
第一作目『ハムレット』の主演は柿澤勇人に決定!

彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd Vol.1『ハムレット』

期 間

2024年5月

会 場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール

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Cast

柿澤勇人

ハムレット役

吉田 鋼太郎

演出/クローディアス役

Staff

W.シェイクスピア
翻訳 小田島雄志
演出・上演台本 吉田鋼太郎 (彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督)
   
主催 公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団
制作 公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団/ホリプロ

Story

デンマーク王国では、2ヶ月前に王が亡くなり、先代の王の弟クローディアス(吉田鋼太郎)が王に即位。そして、先代の王妃ガートルードはクローディアスと再婚する。父の死の悲しみも冷めぬ間に母が叔父と再婚したことに、王子ハムレット(柿澤勇人)は憤りを感じていた。
ある日、従臣から亡き王の亡霊が夜な夜なエルシノアの城壁に現れるという話を聞き、ハムレット自身も確かめに行く。父の亡霊に会ったハムレットは、父の死はクローディアスによる毒殺であったと告げられ、復讐を決意する。
やがて、叔父クローディアスが父である王を暗殺した確かな証拠を掴んだハムレットは、王妃ガートルードとの会話を盗み聞きしていた侍従長ポローニアスを、クローディアスと誤って刺殺してしまう。ポローニアスの娘で、ハムレットの恋人であったオフィーリアは、悲しみのあまりに正気を失い、川で溺死してしまう。
ポローニアスの息子であったレアティーズは、父と妹の仇をとろうと怒りを募らす。クローディアスはハムレットの存在を恐れ、復讐心を持ったレアティーズと結託してハムレットを剣術試合に招き、毒剣と毒入りの酒を使って殺そうと画策する―。

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