Story
命が脅かされるほどの摂食障害を抱えていた大学生のレイチェル(吉柳咲良)が、施設での治療を経て、4か月ぶりに家族の元へと帰ってきた。家族とともに食事をして、以前のように自立した生活を手に入れるためだ。母・ジョーン(寺島しのぶ)と父・ピーター(松尾貴史)は愛する娘の帰宅を心から喜び、弟・ブロディ(富本惣昭)も交えて家族との平穏な時間を過ごすように思えた。
ジョーンは、
すれ違う母と娘。愛情に隠れた本当の気持ちを知ったとき、家族は大きな一歩を踏み出す。
2019年に現代に潜む家族問題を扱ってオフ・ブロードウェイの話題をさらった、舞台『リンス・リピート』。娘・レイチェルが摂食障害を患ったことで浮彫になる、家族のすれ違いと苦悩を描いた本作を、日本初上演。演出は第30回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した注目の若手演出家・稲葉賀恵が手がける。
移民ながら弁護士としてのキャリアを築き、仕事と家庭のはざまで葛藤する母親・ジョーンを演じるのは、映像・舞台で刺激的な芝居で世界中を魅了してきた寺島しのぶ。仕事と家族、そして女性という枠組みの中で揺れ動く難役を、どのように演じるのか期待が膨らむ。摂食障害を患いながらも愛する家族と生きようとする娘・レイチェルをミュージカル『ピーター・パン』『ロミオ&ジュリエット』やドラマ「ブギウギ」「光る君へ」「御上先生」など話題作に出演し、注目を浴びている吉柳咲良が演じる。息子・ブロディに多数の注目舞台や映像作品に出演し、これから更なる活躍が期待される富本惣昭、レイチェルのセラピストであるブレンダを文学座に所属し舞台経験豊富な名越志保が演じ、優しさと不器用さを持ち合わせる父・ピーターにテレビやラジオ、映像・舞台、エッセイ、イラストなど多才に活動する松尾貴史を迎える。
摂食障害をきっかけにあらわになった歪な家族関係や、自身の本当の気持ちと現実の中でどのように折り合うのかを、繊細でリアルな会話を通じて、私たちに問いかけてくる。母から娘に受け継がれる女性の痛ましい真実や希望を鋭く伝える本作は、力強くそれを観客に問いかけるに違いない。
2025年4月17日(木)~5月6日(火・祝)
全席指定:8,800円
U-25:6,000円[2月19日~販売]
Yシート:2,000円[2月24日~3月2日販売]※ホリプロステージのみ取扱い
(税込)
寺島しのぶ
ジョーン
吉柳咲良
レイチェル
富本惣昭
ブロディ
名越志保
ブレンダ
松尾貴史
ピーター
脚本 | ドミニカ・フェロー |
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翻訳 | 浦辺千鶴 |
演出 | 稲葉賀恵 |
美術・衣裳 | 山本貴愛 |
照明 | 横原由祐 |
音響 | 星野大輔 |
ヘアメイク | 高村マドカ |
演出助手 | 城田美樹 |
舞台監督 | 大刀佑介 |
主催・企画制作 | ホリプロ |
京都公演
期間 | 5月10日(土)~11日(日) |
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会場 | 京都劇場 |
主催 | キョードーエンタテインメント |
問い合わせ先 | キョードーインフォメーション 0570-200-888(12:00~17:00、土日祝休み) |
https://kyodo-osaka.co.jp/search/detail/10367 |
命が脅かされるほどの摂食障害を抱えていた大学生のレイチェル(吉柳咲良)が、施設での治療を経て、4か月ぶりに家族の元へと帰ってきた。家族とともに食事をして、以前のように自立した生活を手に入れるためだ。母・ジョーン(寺島しのぶ)と父・ピーター(松尾貴史)は愛する娘の帰宅を心から喜び、弟・ブロディ(富本惣昭)も交えて家族との平穏な時間を過ごすように思えた。
ジョーンは、
すれ違う母と娘。愛情に隠れた本当の気持ちを知ったとき、家族は大きな一歩を踏み出す。