愛した記憶、隠された真実。

 

 

 

 

平野啓一郎の名作が音楽と共に心を揺さぶるミュージカルに。
彼が教えてくれた ”本当の私” とは―

 

人間の存在の根源と、この世界の真実を描き、読売文学賞を受賞した長編小説、平野啓一郎/著「ある男」(2018年9月、文藝春秋刊/英訳版“A MAN” も、2020年6月に世界に向けて発売)。

 

自分は何者か、肩書、人種、国籍など、色々なものを剥ぎ取り本質を見つめた時、残るものは何か。
“ある男”が死んだ時、その男は本当は何者だったのか。
アイデンティティはどこにあるのかと問わざるを得なくなる。
個人を個人として規定するものは、内面なのか、社会的な立場や評価、戸籍などの記録か、血筋なのか。

 

“普通”の幸せを求め続けた男。
“普通”の幸せを生きているフリをしながら、自分とは何か、もがきながら生きる男。

この物語は、懸命に生きる現代の人々の心に何かを問う時間となる。

平野啓一郎の名作「ある男」感動のミュージカルへ。2025年8月、世界初演開幕。

ミュージカル『ある男』

期 間

2025年8月

会 場

東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)

チケット

2025年春チケット発売予定

▲ クリックでチラシをダウンロード

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Cast

浦井健治

城戸章良

小池徹平

ある男・X

濱田めぐみ

後藤美涼

ソニン

谷口里枝

上原理生

谷口恭一

上川一哉

谷口大祐

知念里奈

城戸香織

鹿賀丈史

小見浦憲男/小菅

碓井菜央、宮河愛一郎 / 青山瑠里、上條駿、工藤広夢、小島亜莉沙、咲良、俵和也、増山航平、安福毅 

Staff

原作 平野啓一郎「ある男」(文春文庫/コルク) 【プロフィール】
音楽 ジェイソン・ハウランド 【コメント】
脚本・演出 瀬戸山美咲 【コメント】
歌詞 高橋知伽江 【コメント】
   
振付 松田尚子
美術 石原 敬
照明 高見和義
音響 山本浩一
衣裳 十川ヒロコ
ヘアメイク 大宝みゆき
音楽監督補 村井一帆
演出助手 伊達紀行
歌唱指導 YUKA
稽古ピアノ 中條純子
舞台監督 加藤 高
   
Art direction・Design Koji Wagatsuma(YAR)/Yua Matsumoto(YAR)
Photographer Tomoharu Kotsuji
   
主催・企画制作 ホリプロ

Tickets & Schedule

Tour

広島、愛知、福岡、大阪公演あり

Story

「仮に、Xさんと呼ぶことにします」

 

弁護士の城戸章良は、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。
宮崎に住む谷口里枝は、愛する夫を仕事中に起きた不慮の事故で失ってしまう。
しかし、夫の兄から知らされたのは、遺影に写る愛した人が全くの別人だということだった。
戸籍で示されるはずの個人の証明。人は何をもって「個人」として存在するのか。

 

真実を追う中で城戸もまた自身の葛藤と向き合うこととなる。
自分の価値とは何なのか―。自分の生きる道は、自分で選ぶことができるのか―

 

ある男が生きた人生を通して見えてくる、自分の存在と意義。
我々は、この世界の真実に触れる。

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