ダンスエンターテイメント演劇『PASSION ― 北斎の描く夢 ―』美術コンセプトデザイン:大巻伸嗣 コメント

北斎の線には、軽やかさの奥に息を止めるほどの緊張と集中が宿っている。私が関心を寄せるのは、明快な結果ではなく、創作の過程にある混沌と葛藤、そして何かを見出した瞬間に解き放たれるエネルギーである。言葉にならない迷いや緊張の中で育まれる創造の瞬間を、舞台空間として立ち上げたい。

<プロフィール>
「存在」とは何かをテーマに制作活動を展開する。
環境や他者といった外界と、記憶や意識などの内界、その境界である身体の関係性を探り、三者の間で揺れ動く、曖昧で捉えどころのない「存在」に迫るための身体的時空間の創出を試みる。
主な個展に、「Interface of Being 真空のゆらぎ 」(国立新美術館,2023)、「地平線のゆくえ 」(弘前レンガ倉庫美術館,2023)、「The Depth of Light」(A4 美術館/成都,2023)、「存在のざわめき」(関渡美術館/台北,2020)、「存在の証明」(箱根彫刻の森美術館,2012)など。Noor Riyadh(2025)、あいちトリエンナーレ(2016)、越後妻有アートトリエンナーレ(2014~)、アジアンパシフィックトリエンナーレ(2009)、横浜トリエンナーレ(2008)などの国際展にも多数参加。近年は、「Rain」(愛知県芸術劇場,2023)、横浜ダンスコレクション 「Futuristic Space」(横浜赤レンガ倉庫,2019)、「Louis Vuitton 2016-17 FW PARIS MEN’S COLLECTION」(アンドレシトロエン公園/パリ,2016)などパフォーマンス作品も多く展開する。東京ガーデンプレイス紀尾井町、Ijlst(オランダ)、Morpheus hotel at City of Dreams(マカオ)、高松港(香川)などパブリックアートも世界各地で手がけている。



大巻伸嗣

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