『未来少年コナン』クリエイタープロフィール・コメント
<プロフィール>
◉インバル・ピント Inbal Pinto(演出・振付・美術)
1969年にイスラエルで生まれる。5歳でダンスを始め、エルサレムベザル・アカデミグラフィックアートを学ぶ。ダンサーとしてバットシェバ舞踊団に在籍。90年から振付の活動を始め、93年『Dio-Can』で本格的にデビュー。00年、『Wrapped』でニューヨークのベッシー賞を受賞。93年にダンスカンパニーを創設し、数々の作品を創作。日本でも『オイスター』や『ウォールフラワー』等の作品が紹介されている。ダンス以外にオペラやCMも手がけている。07年、イスラエル文化賞とテルアビブ市賞を受賞。11年、『Toros』と『RushesPlus』でイスラエル文化賞を受賞。13年、佐野洋子原作の絵本『100万回生きたねこ』をアブシャロム・ポラックとの共同演出にて舞台化し、読売演劇大賞優秀演出家賞・作品賞を受賞。その他、日本での作品に、17年、百鬼オペラ 『羅生門』(アブシャロム・ポラックとの共同演出)、20年・23年『ねじまき鳥クロニクル』(原作・村上春樹、アミール・クリガ―との共同演出)がある。
◉ダビッド・マンブッフ David Mambouch(演出)
ダビッド・マンブッフは、フランス国立民衆劇場の専属パフォーマーとして活動する傍ら、脚本家や演出家としても、舞台や、複数の映画を手掛ける。
脚本作品として『First Stripes』、『Walk Out』などがある。
また、世界的振付家マギー・マランのカンパニーとのコラボにおいては、『May B』や『Umwelt』の再演でパフォーマーとして出演し、そして映画『Nocturnes』、『May B』、『Umwelt』、ドキュメンタリー映画『Maguy Marin: Time to Act』の監督も務めた。
さらに、マギー・マランとの共同制作による『Singspiele』などの作品において、サウンドトラックも手掛け、多方面で才能を発揮している。
<日本アニメーション コメント>
◉平塚仁美(日本アニメーション 取締役・国際部部長 同プロジェクト・リーダー)
「「未来少年コナン」を舞台に…」というお話を、ホリプロご担当者様よりいただいた時には、大変嬉しく思い、「どのような舞台になるのだろう?」と胸が躍りました。その直後、社会は「コロナ禍」に覆われ、ライブエンターテインメントにとって厳しい時間が経過していきましたが、ホリプロスタッフの皆様による熱意が、インバル・ピントさんとダビッド・マンブッフさんがタッグを組むという、この上ないスタッフ・キャストによる舞台企画として、ここに実を結ぶ形になりました。開発初期に伺った「歳月を経ても色褪せないエバーグリーンな舞台を目指したい」という言葉が今でも思い出されます。関係者の皆様には、心より感謝しております。早くも、仕事を忘れてひとりの観客として楽しみたいという思いでいっぱいです。
◉石川和子(日本アニメーション代表取締役社長)
「未来少年コナン」舞台化 ありがとうございます。アニメーションに携わってくださった宮崎監督をはじめとしたスタッフの皆様、さらにホリプロご担当様をはじめ、舞台化に尽力くださった皆様に厚く御礼申し上げます。2025年の弊社創業50周年を前に、身が引き締まるような思いで、舞台化ニュースを伺いました。「未来少年コナン」には、この作品でなければお届け出来ない元気なメッセージが宿っていると思います。その元気がステージできっと花開くことだと信じています。