舞台『チ。ー地球の運動についてー』原作者・クリエイターからのコメント

原作者からのコメント
■原作著者:魚豊
光栄の限りです。
“コマ”がどの様に”板”に変換されるのか、ただただ楽しみです!

クリエイターからのコメント
■脚本:長塚圭史
魚豊さんのセリフが素晴らしいんです。漫画を読んでいる時とはまた違ったそれぞれの人物の魅力が漂います。もちろん全てのキャラクターが魅力的に立ち上がっていく作品になるのですが、ノヴァクという異端審問官の視点に注目しました。彼は周りが追い求める真理への情熱や欲望とは全く別なところ、徹底的に俗世を、現在を生きるんです。でもこの世界の常識を覆す地動説に猛烈に関わっていく。ここを起点に演劇としての血が流れるよう準備していきたいと思っています。
■演出:アブシャロム・ポラック
ホリプロを通じて「チ。」という作品とその舞台化の構想に出会ったとき、私は一瞬で心を奪われました。これまで世界中の漫画やグラフィック・ノベルに親しんできましたが、「チ。」はまさに傑作です。この舞台化の旅では、これまで共に創作してきた大切な仲間であるMirai、Songha、Yusuke、Umitaroと再びタッグを組めること、そして新たに情熱あふれる才能豊かな方々とご一緒できることに胸が躍ります。
この物語に舞台で命を吹き込み、新たなお客さまにお届けする一方で、長年のファンの皆さまにはさらに深く没入できる体験をお届けできることは、大きな喜びであり光栄です。舞台版では、「チ。」の魅力を新鮮かつ躍動的に表現し、その輝きを多様なお客さまと分かち合いたいと願っています。
■音楽:阿部海太郎
地動説に魅了されてきた人々を想像し、思いを寄せることができるのは大きな喜びです。幼いころ宇宙について考えるのが好きでした。私もまた、測り知れないものに触れることが好きだからです。夜、沈黙の彼方に現れる天体の音楽を想像すること、そして素晴らしいスタッフ・キャストの皆さんと取り組めることをとても楽しみにしています。
■振付:エラ・ホチルド
再びアブシャロム・ポラック、そして才能あふれる日本のアーティストたちと共に創作できることを、心から光栄に思います。
疑うことすら許されないものに問いを投げかける恐れと興奮、運命に抗うことの重み、そして世界を動かそうとする者たちの止められぬ衝動。そのすべてを体現するライブ体験を創り上げることに胸が高鳴っています。