特集・インタビュー
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』には父と息子、家族、友情など様々なテーマが盛り込まれている。そこで重要な役割を果たしているのがスコーピウス・マルフォイだ。ドラコ・マルフォイの息子であるスコーピウスはハリーの息子アルバスとホグワーツ特急で出会って意気投合。孤立気味だった二人は友情を育み、アルバスの計画にスコーピウスは巻き込まれる羽目に……。スコーピウス役を演じる浅見和哉(2024年より出演)、久保和支(2024年より出演)、大久保 樹(2025年より出演)がお互いの個性や好きなシーン、アルバスとドラコのキャストたちについてトークを繰り広げた。
▼TBSにて特別番組放送!
※TVerにて見逃し配信あり
▼アルバス座談会も公開中!

2026年7月公演分まで、チケット好評販売中!

それぞれの個性が活きる瞬間

浅見和哉

久保和支

大久保 樹
――まず最初にお互いの第一印象と、付き合いが深まって印象が変わったと思うところを教えてください。
大久保:お二人とも可愛らしいというのが第一印象で、弟に欲しいというイメージがありました。今も変わりませんね。
久保:樹くんの第一印象はでかい!分厚い!かっこいい人が入ってきた!身体が大きいので若干、怯えていましたが。
大久保:怯えてた??
久保:はい。だって格闘技もやっているから。でも今のイメージは大型犬で(笑)、逆に可愛らしい人だなって思っています。まるでゴールデンレトリバー!だから弟にしたいいうよりは、飼い犬に欲しいかな(笑)。
大久保:なるほど!人間じゃないんですね(苦笑)。

久保:和哉は何だろう?気がついたらもう仲良くなっていましたね。僕らは二人とも端っこに行って静かにしているタイプで、居心地が良かった。第一印象からそのまま、今も居心地が良くていい子だなぁと。
浅見:嬉しい。何かに例えると、ってないの?
大久保:それを欲しがる(笑)。
久保:例えるなら……おっとりしたワンちゃん(笑)。

浅見:樹さんは和支と同じで、第一印象は大きいな!でした。初めて稽古場で会って、下から見上げた時に身長だけじゃなくガタイもしっかりしていましたから。格闘技もやっていて強さが違う。だから僕も怯えていました(笑)。稽古場ではあまりお話しできなかったけど、今はマチソワの間にすれ違うとちょっとした時間でもたくさんお話ししてくれる。気さくで優しい人だとわかりました。
大久保:ここ、ぜひ使ってください(笑)。
――俳優としての個性について。お互いに自分とこういうところが違う、ここが面白いなというところはありますか。

久保:樹くんは根っからの明るさがあるなと思いますね。スコーピウスという役をやる上でも。2幕でドラコと再会するシーンで、「パパ!」って言うところを、樹くんは「パーパァ!」と可愛く、パーッとお花が咲いたみたいな言い方をするんです。そういう表現の仕方もあるんだと思ったし、僕にはあの明るさは出せないと羨ましくもなりました。樹くん自身が滲み出ていて、彼のスコーピウスは素敵だなと毎回思います。
大久保:わぁ、これ気持ちいいですね(笑)。僕は根が陽だと自覚しているんです。浅見くんも久保くんも僕にはない、いい意味で陰の部分があって、それがスコーピウスに合っているんです。いじめられっ子という背景がちゃんと見えるところが、二人のスコーピウスに共通していると思います。

久保:稽古の時にスコーピウスは楽観性もあり、影もあると言われたんですよね。この楽観性って難しいなと思っていたのだけど、樹くんのスコーピウスを観て、これだ!とわかったんですよね。
大久保:逆に僕はいじめられっ子に見えないとよく言われます(笑)。
浅見:見た目がでかくて強そうだからね。僕は樹くんのゴドリックスホロウのシーンが好きです。明るくてパン!としてて、面白くて思わず笑っちゃう瞬間があったりもして。ほんと個性が活きてるなと感じます。和支は稽古場の時からイントネーションや喋り方、言い回しが独特でした。そんな表現の仕方が素敵だし、性格的にも和支が元々持っているものがスコーピウスと重なってより素敵になる。自分にはできないなと思います。
久保:ありがとうございます!和哉くんは等身大で舞台に立てる人で何もまとわずに丸裸でお芝居ができる。俳優として素敵だなと思います。和哉くんが持っているポカポカした感じがそのままスコーピウスになっている。和哉くんはジンワリぬくぬくさせてくれるおひさま、樹くんはパーッと照らしてくれる太陽。どちらのスコーピウスも温かくて大好きです。
このスコーピウスのここが好き!
――ここが好き!というシーンはどの辺りですか?
浅見:樹くんのお菓子の歌が大好きです。
大久保:実は稽古場でたくさん試したけれど、全部ダメって言われました(笑)。
久保:行き着いたのがあれなんだ!

大久保:一度、有名ロックアーティストの真似をしながらやったら、「それは違う」と(笑)。僕はお二人のお芝居は全部好きです。全体の流れを通して自然に生きているように感じるので。浅見くんは、それこそお菓子の歌を歌っているところ。初めて観たのが浅見くんのスコーピウスで、これはリズムが決まっているんだ!と思って、最近寄せているんです。
浅見:そうなの?僕は最初からあんな感じだけど、今年はちょっと変えてみようかな。
久保:僕も樹くんのスコーピウスを見ると、もっと新しいことをどんどん試していいのかなって、背中を押してもらえるんですよね。
大久保:でも試すのは稽古場で。劇場で勝手にやったら怒られます(笑)。
――一緒にやっていて、お互いに助かったと感じたことはありますか。浅見さんと久保さんは同時期に参加して稽古も一緒でしたね。
久保:はい。僕は和哉くんが稽古場にいてくれて、その存在がずっと助かっていました。席も隣同士でしたし。
浅見:僕もです。また稽古では交互に演じたりしていたので、演技を見て随分刺激を受けました。


――大久保さんはお二人に習うこともありましたか。
大久保:はい。でも劇場稽古の時に、「何かダメなところがあったらいつでも言ってください。立ち位置など違和感があったら」とお願いしたけれど、二人とも「いや大丈夫です」と全く言ってくださらなかったです。僕、心の中で言ってよ!と思っていたんだけど。
浅見:全然ないよ。
久保:大丈夫だったから!
大久保:本当に?
浅見・久保:大丈夫です!

――そういえば渡辺邦斗さんと久保さんの対談で、スコーピウスの楽屋の鏡前は全員散らかっているという話がありました。
▼ドラコ・マルフォイ役 渡辺邦斗×スコーピウス・マルフォイ役 久保和支インタビュー
久保:実は僕と和哉くんは散らかっているけど、樹くんはそんなことないよね?
大久保:めっちゃ綺麗です。
浅見:散らかってるのは、僕、和支、樹くんの順。
久保:僕は公演中に散らかしてしまうんですよね。席は左が和哉くん、真ん中が僕で、右が樹くん。公演中は二人の席の背もたれを借りて、荷物や上着などをかけたりして占領しちゃう。和哉くんはずっと散らかったまま(笑)。
浅見:公演のあるなしに関わらず。
大久保:収納とか買わないんですか?
久保:そこだよね。全部そのまま机の上に置いてるから。
浅見:買ったほうがいいと思います。
久保・大久保:他人事みたい(笑)。
浅見:頑張ります!
大久保:僕は掃除大好きで、朝は絶対に掃除してから家を出るんですよ。
浅見・久保:偉いなぁ!
久保:樹くん、なおさら家にいてほしい(笑)。

――ここで訂正できてよかったです。パパであるドラコ役のキャストたちはどんな印象ですか?
大久保:邦さん(渡辺邦斗)は一緒に稽古していて、マルフォイ家の歴史について二人でお話ししながら帰ったこともありました。おちゃめで可愛いパパです。

――ワークショップでキャストがポッター家、マルフォイ家、ウィーズリー家に分かれて、それぞれの家の年表を作るというミッションがありました。その時、マルフォイ家の渡辺さんと大久保さんはとても静かで、さすがマルフォイ家は貴族らしいなと感じました。
大久保:それ違います(笑)。ポッター家とウィーズリー家は大勢いるのに、マルフォイ家は二人しかいなかったから。しかもまだ当時は僕も邦さんと会ったばかりで、「渡辺さん、これどうしますか?」「そうですよね」とぎこちなかったんですよ。
久保:僕らもそのミッションをやりましたが、マルフォイ家は少人数だから寂しくて。
浅見:それに比べてポッター家の多いこと!
久保:お昼ご飯もみんなでワイワイ食べていて羨ましかったです。混ぜてくれないかな?って思っていました(笑)。暢さん(姜暢雄)は稽古場から一緒で、場を明るくしてくれるお兄ちゃんであり父ちゃん。劇場でアップをする時には一番元気に声を出してくださって和みます。
浅見:歌ったりもしてますね。


大久保:(内田)朝陽さんは一番おちゃめな気がします。
久保:お喋りでよく話しかけてくださるのが嬉しいです。僕の印象では暢さんは父ちゃん、朝陽さんはお父さん、邦さんはパパ。
浅見・大久保:わかるー!
浅見:ご本人の演じているドラコに通じる気がしますね。おちゃめさ、厳格さ、ユニークさがそれぞれあって。
久保:最後のほうにドラコとスコーピウス親子の絆が描かれるシーンがあります。ぎこちないけど息子と向き合おうと歩み寄る父親の姿が三者三様でいいんですよね。もう一つの親子の物語があって、毎回、今日は邦さんだ!今日は暢さん!今日は朝陽さん!とそれぞれの愛情表現、息子への伝え方が感じられてドキドキします。

〇〇なアルバスたち
――では親友のアルバスについて、“〇〇なアルバス”で表現してみてください。福山康平さんはどんなアルバス?
浅見:一番柔らかい気がします。僕としては、スコーピウスを遠ざけていても、心の奥底でスコーピウスへの思いをちゃんと持っているアルバスだと感じますね。康平さんのアルバスは毎回柔軟でありつつ、針に糸を通すような職人的な感性が素晴らしいです。ここは大事という場面では、高い次元で繊細に相手に合わせて通していく、みたいな技の極み。
大久保:メッシだ!
浅見:そう、康平さんは‟メッシなアルバス”です(一同拍手)。(佐藤)知恩はカムバックしてから変わったなと思います。今までやっていたことを一度捨てて、新たなアルバスを再構築している感じがする。柔軟性が素晴らしく、より自然体でお芝居をするようになったように感じます。袖から見ていると、ハリーとの喧嘩のシーンは毎回言い回しや沸点、持って行き方が全く違う。その場で起こっている感じが面白いです。



久保:勇気があるよね。いい意味でガンガン捨てて、どんどん新しいものを表していく。
浅見:だから、知恩は‟ロナウジーニョなアルバス”。
久保・大久保:そうきたか(笑)!
浅見:(原嶋)元久さんは経験値が圧倒的。僕が何を返しても、毎回違う形で、欲しい球、シュートを蹴り込んでくれます。
久保:相手を乗せてくれるんですよね。はっぱをかけて推進力をもたらしてくれるのがすごい。
浅見:本当に。このシーンはこう持っていくんだ!と、確固としたパワーで導く。袖でハリーとのやりとりを見ててもそう。その上、毎回全然違うんですよね。元久さんの引き出しの多さと対応力には恐ろしいものがあります。
大久保:引き出しが豊富で決める時は決める、どんなところでも欲しいところに球を出す。クリスティアーノ・ロナウドかな?
浅見:いいですね!元久さんは‟クリスティアーノ・ロナウドなアルバス”です!
久保・大久保:(拍手)

ラストイヤーの目標
――ついにラストイヤーとなりました。スコーピウス役にはこの3名に加えて門田宗大さんも戻ってきます。最後に2026年の目標を教えてください。
大久保:誰一人欠けることなく、常に新しいものをお客さまにお届けしたい。心から楽しんでいただける舞台を作っていきたいです。
浅見:ロングランで大事なのは体調管理だと実感しています。とにかく舞台に立たないと、皆さんに届けることができません。ベストを尽くして体調管理をしていきます。
久保:公演1回1回を丁寧に大切に、より良いものをお届けするためにブラッシュアップしながら、カンパニーのみんなと協力しながら最後まで駆け抜けたいです。





<浅見和哉プロフィール>
1999年6月6日生まれ。埼玉県出身。
10代からストレートプレイやミュージカルなど数々の舞台作品に出演。近年は舞台だけでなくドラマでは、TBS「クジャクのダンス、誰が見た?」(25年)、CBC/BS朝日「タカラのびいどろ」(24年)、映画では「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」(23年)など映像作品でも活躍の場を広げている。
『呪いの子』には2024年7月より出演。
公式WEBサイト)https://pinupsartist.jp/actor/asami/
公式X)@_asamikazuya
公式Instagram)@kazuya.asami
<久保和支プロフィール>
1999年2月19日生まれ。広島県出身。
学生時代から舞台を中心に活動を始める。小劇場での公演をはじめ、自ら劇団を立ち上げての公演や野外公演など、多様な作品に参加。現在は映像作品を中心に活動。
映画「交換ウソ日記」NTV「受付のジョー」など、映画、ドラマ、CMなどで活動の幅を広げている。
『呪いの子』には2024年7月より出演。
公式X)@kbkzs
公式Instagram)@kz_kubo
<大久保 樹プロフィール>
1998年4月24日生まれ。茨城県出身。 10代からミュージカルや映像作品に多数出演。 主な出演作としてミュージカル『テニスの王子様』ジュエルステージ『オンエア!』歌劇『桜蘭高校ホスト部』ƒなどがある。
『呪いの子』には2025年7月より出演。
公式WEBサイト)https://a-light.jp/talent/talent_man/ookubotatsuki
公式X)@TatsukiOkubo1
公式Instagram)@tatsukiokubo
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| 作品名 | 舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』 |
| 日程 | 上演中~2026年12月27日(日) |
| 会場 | TBS赤坂ACTシアター 座席表 |
| 上演時間 | 約3時間40分(休憩あり) 本公演は、演出の都合上、 開演した後はお客様のお座席にご案内ができるお時間が限定されております。 詳しくはこちら>> |
| チケット情報 | 2026年7月公演まで、チケット好評販売中! チケット詳細はこちら>> |
| チケットに関するお問合せ | ホリプロチケットセンター 03-3490-4949 (平日11:00~18:00/定休日 土・日・祝) |
| 作品HP | 舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』公式Webサイト https://www.harrypotter-stage.jp |







