ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』演出:白井晃コメント
◉演出:白井晃
5年前の日本初演とパンデミックは私の中で切り離すことはできません。舞台芸術の力を信じ舞台に立つキャストの姿は、物語の登場人物たちが懸命に生きる姿と相まって、客席に大きな感動を生み出しました。
この作品は、単なる犯罪劇ではありません。19世紀のロンドンの暗闇を背景に、人間の内面の葛藤や社会の歪みを描いた深いメーセージが潜んでいます。「ジャック・ザ・リッパー」は、私たちの恐れや欲望の象徴であり、その存在は時代を超えて私たちの心に問いかけてくるものがあるのです。
再演にあたり、新たな視点も取り入れながら、より一層深い感情とエネルギーを持ってこの物語に取り組みたいと思っています。再び、観客の皆さんとこの作品の魅力を分かち合えることを心から楽しみにしています。
