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村上春樹×蜷川幸雄 世界を震わせた奇跡のコラボレーション 東京、ラストステージ。

タイトル
海辺のカフカ
期 間
2019/5/21(火)~6/9(日)
会 場
チケット販売

※公演は終了しました
【プレミアム会員先行】2018/12/15(日)9:00~12/23(日)23:59
【一般発売】2019/2/9(土)

料 金
S席:10,800円
A席:7,000円
(税込)
※未就学児入場不可
※本公演のチケットは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。
上演時間
3時間20分予定(休憩込)

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村上春樹の傑作長編小説を世界のニナガワが演出。
その圧倒的なスケールと完成度の高さで賞賛を浴び世界各国で上演を重ねてきた『海辺のカフカ』。
2019年公演をもって、遂にラストステージ!!

ニューヨーク・タイムズ「年間ベストブック10冊」(2005年)や、世界幻想文学大賞(2006年)に選ばれた村上春樹の傑作長編小説を世界のニナガワが演出し注目を集めた舞台『海辺のカフカ』(2012年初演)。2015年には蜷川幸雄生誕80周年を記念しロンドン・ニューヨーク・埼玉・シンガポール・ソウルの5都市を巡る世界ツアーを行い、観客の度肝を抜く視覚的な仕掛けと繊細な演技で大旋風を巻き起こした。

その本作がフランスからの熱烈なオファーを受け、日仏友好160年を記念し開催される日本文化の祭典「ジャポニスム2018」*を締めくくる演目として2019年2月パリの国立コリーヌ劇場で上演される。そして5月には約5年ぶりとなる東京での凱旋公演が決定。古畑新之、柿澤勇人、高橋努、鳥山昌克、木場勝己といった前回公演で観客の心を鷲掴みにした座組みに今回新たに寺島しのぶ、岡本健一、木南晴夏ら人気と実力を兼ね備えたキャストが加わり、盤石の布陣で日仏公演に臨む。日本を代表する才能が集結し、世界を震わせた『海辺のカフカ』。東京ラストステージ、お見逃しなく!!

 

ー2019年 パリ公演劇評より

村上春樹の小説が魅惑的な舞台作品となって上演

蜷川幸雄によって舞台化された村上作品「海辺のカフカ」は、見事に作品に息を吹き込んだ

偉大な作品というものは、幕が開けた瞬間からすぐに分かるものである。2006年にフランスで出版され大きな旋風を巻き起こした村上春樹の「海辺のカフカ」を見事に、幻想的に舞台化したこの作品はそのケースである。観る者は、作品の持つ美しさ、摩訶不思議さに包まれるだろう。(中略)完成度の高さ、そして厳格なまでの役者の演技によって、観客の胸に訴えかけてくる。

ル・フィガロ紙

脚本家フランク・ギャラティ、優秀な俳優陣を従え、蜷川幸雄はあらゆる点で調和の取れた舞台に仕上げ、観客を圧倒的な作品の世界観に引き込んだ。また一つ、演劇史に残る作品が誕生した。

Froggy’s Delight

コリーヌ劇場の舞台上に、「海辺のカフカ」の特異で魅力のある世界が広がっている。村上春樹の現代的オデッセイアを2016年に亡くなった蜷川幸雄が目覚ましく演出している。

sceneweb.fr


―2015年 ロンドン公演劇評より

村上の小説が感覚に訴えかけるスペクタクル作品に!

―― 現在79歳の偉大なる日本人演出家、蜷川幸雄は長年に渡り、いくつもの記憶に残る作品を私達に見せてくれた。だが、彼の今までの作品を基準としても、2002年の村上春樹の小説を原作としたこの舞台はかなり素晴らしい。次々と変わっていく芸術作品のように舞台上を滑らかに動く、巨大なアクリルの箱に納められた様々なセットによって複雑な物語が表現されている。

★★★★☆ ガーディアン紙

蜷川幸雄、村上春樹の謎めいた小説を実に素晴しい形で舞台化。

―― 浮かび上がってくるのは孤独感、儚さ、そして見知らぬ人との交流の大切さ。カフカ役の古畑新之とナカタ役の木場勝己の演技には大きく心を動かされた。他のキャストも実に素晴しい。本作を楽しむには、トラック運転手の星野のように、奇妙な出来事を受け入れてこの魅惑的な世界に身を任せるのが一番。

★★★★☆ ファイナンシャル・タイムズ紙

『息を飲む!』

―― 物語の複雑な要素に対する蜷川のアプローチは素晴しく独創的。蜷川幸雄は小説の語り口を物理的に再解釈している。たくましい舞台スタッフ達によって舞台上を行き来するいくつもの透明の箱を使ってこの舞台を演出しているのだ。トラック、森、小便器、歌を歌う少女、ラブホテルの部屋を軽やかに動く箱の中に優雅におさまるようにした舞台美術は名人級。

★★★★☆ テレグラフ紙

―2012年 上演時の劇評より

混沌とした活力が共存する、見応えのある舞台

村上作品の持つ清潔な透明感と蜷川らしい混沌とした活力が共存する、見応えのある舞台。
蜷川は演出と装置によって、「運命」を視覚的に具現化した。登場人物たちは時間の海を漂流しつつ、「運命」に導かれて出会いと別れを繰り返すのだ。

扇田昭彦/朝日新聞(2012年5月17日夕刊)より抜粋

透明な「文体の視覚化」

唖然となったのは、演出で「村上春樹の文体をビジュアライズしている」と感じたからだった。蜷川さんは村上さんの文体の一番の特長、夾雑物の排されるクリーンさを形にしていた。僕たちは蜷川演出ならではの大仕掛けの、しかし村上作品の文体のみずみずしさを失わない、そんな「海辺のカフカ」を手に入れた。

古川日出男/読売新聞(5月11日朝刊)より抜粋

入り組んだ世界を立体的に

生命の流れや歴史の重みに触れることで鎮められていく青春の狂おしい想いを、壮大なスケールの演劇空間にとみがえらせる。村上ワールド特有の入り組んだ物語の各場面が、アクリルケースの中に封じこめられ、キュービズム絵画のように立体的になり、視覚性が優勢な蜷川の演出が本領を発揮する。

河野孝/日本経済新聞(5月14日夕刊)より抜粋

 

 

FEATURE・INTERVIEW

特集記事・インタビュー

STORY

ストーリー

15歳の「僕」は、父親と二人で暮らす東京の家を出る。
自分の分身ともいえるカラス(柿澤勇人)に導かれて「世界で最もタフな15歳になる」と心に誓って。
名前は田村カフカ(古畑新之)。そう名乗ることにした。
四国・高松を目指す長距離バスでは、若い美容師のさくら(木南晴夏)が旅の友となる。
カフカには目的の場所があった。旧家の邸宅を改装した甲村記念図書館だ。
そこでカフカは、司書を務める大島(岡本健一)、当主の親戚にあたる佐伯(寺島しのぶ)と巡り合う。

一方、東京の中野区に住むナカタさん(木場勝己)は、猫と会話ができる不思議な老人だ。
戦時中に事故に遭って以来、自分の影が半分なくなってしまったらしい。
近所の迷い猫を探すナカタさんの前に、ジョニー・ウォーカーなる男が現れた。
男はナカタさんにある取り引きを持ちかける。
そしてナカタさんもまた、何かに導かれるように四国へと向かう。
トラック運転手の星野(高橋 努)は、そんなナカタさんを放っておけず、高松まで乗せていくことにした。

どうやらナカタさんが探しているのは「入り口の石」というらしい。
星野の前に突如現れたカーネル・サンダーズ(鳥山昌克)は、すべてお見通しのようだ。
そしてカフカは、『海辺のカフカ』という歌にまつわる佐伯の過去を知る。
重なるはずのない時間、出合うはずのない人々は、いつしか一つの点を結びつつあった。

CAST STAFF

キャスト・スタッフ

キャスト
佐伯/少女:寺島しのぶ
大島:岡本健一
カフカ:古畑新之
カラス:柿澤勇人
さくら:木南晴夏
星野:高橋 努
カーネル・サンダーズ:鳥山昌克
ナカタ:木場勝己

新川將人、 妹尾正文、 マメ山田、 塚本幸男、 堀文明、 羽子田洋子、 多岐川装子、 土井ケイト、 周本絵梨香、 手打隆盛、 玲央バルトナー
スタッフ
原作:村上春樹
脚本:フランク・ギャラティ
演出:蜷川幸雄

演出補:井上尊晶
翻訳:平塚隼介
美術:中越司
照明:服部基
衣裳:前田文子
音響:高橋克司、鹿野英之
ヘアメイク:河村陽子
音楽:阿部海太郎
舞台監督:平井徹
技術監督:小林清隆
プロダクション・マネージャー:金井勇一郎

佐伯/少女:寺島しのぶ  公式HP
‘カフカ’が高松で通う甲村記念図書館の管理をしている女性。

大島:岡本健一  公式HP
‘カフカ’が高松で通う甲村記念図書館の司書。

カフカ:古畑新之  公式HP
15歳の少年。父親に与えられた「ある呪い」から逃れるため家出をする。

カラス:柿澤勇人  公式HPTwitter
‘カフカ’の分身。‘カフカ’にアドバイスを与える謎の人物。

さくら:木南晴夏  公式HPTwitterInstagram
‘カフカ’が高松へ行く道中で出会う美容師の女性。

星野:高橋 努 公式HP
‘ナカタ’と道中をともにするトラック運転手。

カーネル・サンダーズ:鳥山昌克 公式HP
‘星野’と高松で出会うポン引き。

ナカタ:木場勝己 公式HP
猫探しを得意とする男性。幼少のころ「ある事件」に遭遇し、すべての記憶と読み書きの能力を失ったが、代わりに猫と話ができるようになった。

 

 

<略歴>

原作:村上春樹


1949年、京都府京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1979年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に、『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ノルウェイの森』、『国境の南、太陽の西』、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』、『1Q84』(毎日出版文化賞)、『騎士団長殺し』がある。『神の子どもたちはみな踊る』、『東京奇譚集』などの短編小説集、エッセイ集、紀行文、翻訳書など著書多数。海外での文学賞受賞も多く、2006(平成18)年フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、2009年エルサレム賞、2011年カタルーニャ国際賞、2016年ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞を受賞。 2018年 フランス芸術文化勲章 コマンドゥールを受章。

脚本:フランク・ギャラティ


1943年、アメリカ・イリノイ州生まれ。シカゴに拠点を置くステッペンウルフ・シアター・カンパニーのメンバーであり、同じくシカゴにあるグッドマン劇場ではアソシエイト・ディレクターを務める。演出家・俳優のほかに、脚色家として広く知られている。1990年には『怒りの葡萄』(ジョン・スタインベック原作)の舞台化でトニー賞の演劇部門作品賞・演出賞を受賞。また、1988年には映画『偶然の旅行者』(アン・タイラー原作)で、アカデミー賞脚本賞にノミネートされた。
ギャラティによる最初の村上春樹作品の舞台化は、2005年の『神の子どもたちはみな踊る』。その後、2008年に『海辺のカフカ』を舞台化。両作品ともステッペンウルフ・シアターで上演され、好評を博した。

 

演出:蜷川幸雄


1935年、埼玉県川口市出身。55年に劇団青俳に俳優として入団。68年、劇団現代人劇場を創立。69年『真情あふるる軽薄さ』で演出家デビュー。現代人劇場と櫻社、ふたつの演劇集団を経て74年日生劇場『ロミオとジュリエット』で大劇場の演出を手掛け、以後、日本を代表する演出家として活躍を続ける。83年、『王女メディア』のヨーロッパ公演を皮切りに毎年のように海外公演を行うようになり、85年にはエディンバラ演劇祭にて『NINAGAWA・マクベス』を上演。『ハムレット』などのシェイクスピア作品から、歌舞伎版シェイクスピア『NINAGAWA十二夜』、寺山修司作『身毒丸』、井上ひさし作『ムサシ』、本作『海辺のカフカ』、イスラエルとの共同制作『トロイアの女たち』など、国内外の古典から現代日本人作家作品まで、多彩なラインナップで世界を魅了した。99年、Bunkamuraシアターコクーン、2006年、彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督に就任。「彩の国シェイクスピア・シリーズ」にてシェイクスピア全37作品の完全上演を目指すほか、「さいたまゴールド・シアター」「さいたまネクスト・シアター」も率いて旺盛に創作を続けた。2016年5月12日、逝去。享年80。

SCHEDULE

公演スケジュール

◆東京凱旋公演
日程:2019年5月21日(火)~6月9日(日)
会場:TBS赤坂ACTシアター
主催:TBS/ホリプロ
協力:新潮社/ニナガワカンパニー/ANA
企画制作:ホリプロ

 

◆パリ公演【ジャポニスム2018公式企画】
日程:2019年2月15日(金)~2月23日(土)
会場:国立コリーヌ劇場

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