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藤原竜也×鈴木亮平 W主演! Sky presents『渦が森団地の眠れない子たち』本日開幕!小学生を演じ団地の王座を争う「団地大河ドラマ」

  • レポート

2019年10月4日(金)

藤原竜也、鈴木亮平W主演、蓬莱竜太作・演出の舞台Sky presents『渦が森団地の眠れない子たち』が本日、新国立劇場中劇場(初台)にて初日を迎える。

 


 

▼公演詳細ページはこちら

 

3日夜に行われた最終通し稽古の模様を、舞台写真と共にレポートする。

今回の舞台に登場するのは、ほぼ全員が小学生である。震災の被害が少なくなかった架空の地域にある“渦が森団地”に住む小学生の視点を通して、災害が人々にもたらした目には見えないストレスをあぶり出す。今年度の読売演劇大賞の上半期の発表において優秀演出家賞の候補にあがり、いまもっとも演劇界が注目するクリエイターの蓬莱竜太が、新たなる傑作を生みだした。

話の軸は、渦が森団地に住む子供たちの絶対的リーダーとして君臨する佐山鉄志(藤原竜也)と、そこに引っ越してきた従兄弟の田口圭一郎(鈴木亮平)の二人が繰り広げる団地の覇権争いである。

 

左より)鈴木亮平、藤原竜也

周りの子供たちに自らを“キング”と呼ばせるガキ大将を演じる藤原竜也が、圧倒的なパワーで舞台をかき回していく。ものすごい量のせりふを、機関銃のようなスピードでしゃべり続ける藤原の存在感に、度肝を抜かれる。これまで数々の難役に挑んできた彼だが、舞台上で自転車を乗り回す小学生の役は間違いなく今回が初めてであろう。

 

藤原竜也

対峙する鈴木亮平の演技にも、目を離さずにいられない。身長180センチを越える大きな身体にも関わらず、観ているうちに彼が子供にしか見えなくなってくるのは、まさに演劇のマジックである。特に舞台の後半、豹変したキャラクターを演じる鈴木の演技力を見ると、演じる役に合わせその役になり切る“カメレオン俳優”と呼ばれるのもうなずける。

 

鈴木亮平

本作で数少ない大人役を演じるのが、木場勝己と奥貫薫の二人。ある出来事をきっかけに“団地のヒーロー”と呼ばれる団地の自治会長を演じる木場勝己は、さすがの演技力で場を引き締める。木場が魅せるミュージカルシーンは、本作の見どころの一つだ。藤原と鈴木、二人の母親を一人で演じ分ける奥貫薫は、見事な演技力でリアリティを表現し、独特な蓬莱ワールドを成立させるのに、なくてはならない存在になっている。
子供たちを演じる、蓬莱作品におなじみの俳優たちの生き生きとした演技が見られるのも、本作の醍醐味だろう。普段は主に小劇場で活躍する俳優たちの「演劇が好きでたまらない」という情熱が、ダイレクトに観客席に伝わり、劇場内は異様な熱気に包まれていた。蓬莱が、俳優それぞれに合わせて書き下ろした愛すべきキャラクターはどれも魅力的で、まるで「全員が主役」と思えるほどであった。

 

左より)蒲野紳之助、林大貴、田原靖子、辰巳智秋、木場勝己、傳田うに、岩瀬亮

前列左より)藤原竜也、鈴木亮平 後列)奥貫 薫

とにかくこの舞台、「面白い」の一言に尽きる。完全オリジナルならではのエネルギーに溢れ、今の時代を映し出すせりふ一言一言が心に突き刺さる。腹を抱えるほど笑うシーンがあると思えば、ミュージカルシーンに度肝を抜かれ、登場人物に自身の子供時代を投影するうちに感情移入をしてしまい、涙が止まらなくなるのだ。こんな舞台、なかなかお目にかかることはない。まさに必見の舞台である。東京公演は、10月20日(日)まで。初台の新国立劇場 中劇場にて。

(撮影:田中亜紀)

 

 

≪コメント≫
■蓬莱竜太(作・演出)
「今回の作品では、演劇で思い切り遊びたいと思っていて、竜也君の少年らしい魅力が存分に生かせて、亮平君の二面性も取り込んだものをと思い書きあげましたが、結果、フィクション度の高い非常に面白い作品になりました。稽古場では、竜也君は沢山遊びを入れてきて、“それやめろよ”、と言ったすぐ後に同じことを繰り返してくるのですが(笑)、そういった遊びに亮平君も呼応して更に役を深めていってくれて、周りの役者もお互いに反応しあって芝居ができてきたので、非常に楽しい現場でした。」

 

■藤原竜也(佐山鉄志役)
「蓬莱さんの作風なのかもしれませんが、凄くストレートに役に入れ込める、緻密な計算がされている本なので非常に演じやすいです。ただ一つだけあるのは、こういった役柄は、37歳には(身体の)節々にきますね(笑)。非常に激しいバトルのある作品ですし、2時間40分演じると、シェイクスピアとあまり変わりません(笑)。亮平君も、セリフだったり衣裳だったり、お客さんがビックリするような、今までに見たことがない姿で闘っているので、是非注目してみていただきたいです。まぁ、こんなガタイのいい小学生はいませんが(笑)。」

 

■鈴木亮平(田口圭一郎役)
「中学生は以前に演じたこともあるのですが、今回はとうとう小学生か、と。残すは赤ちゃんしかないなと思っています(笑)。竜也君とは10年ぶりの共演となりますが、俳優としてのタイプが僕と本当に真逆の人間だなと感じました。僕は割と一つ一つ層を積み重ねて役をつくっていくのですが、竜也君は好きに暴れて、舞台上に嵐を起こしてくれるので、そこの違いが化学反応を起こして、間違いなく面白い作品になっています。」

 

 

<東京公演 当日券販売のご案内>

開演の1時間前より、新国立劇場中劇場当日券窓口にて先着販売を行います。

【注意事項】
※本公演のチケットは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。
※当日券はお一人様1枚の販売となります。
※お支払いは現金のみで、クレジットカードはご利用いただけません。
※未就学児入場不可

当日券情報はこちら >

 


 

【公演概要】

Sky presents『渦が森団地の眠れない子たち』

作・演出:蓬莱竜太
出演:
藤原竜也 鈴木亮平
奥貫 薫 木場勝己
岩瀬 亮 蒲野紳之助 辰巳智秋 林 大貴 宮崎敏行
青山美郷 伊東沙保 太田緑ロランス 田原靖子 傳田うに
公演日:2019年10月4日(金)~10月20日(日)
会場:新国立劇場 中劇場(初台)
※鳥栖・大阪・名古屋・広島・仙台公演あり

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