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田代万里生&平方元基出演 ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』日本初上演、初日開幕!
2019年10月4日(金)
ブロードウェイ、韓国で人気を博した本ミュージカルの日本初上演が10月4日、大阪・新歌舞伎座にて開幕した。
ブロードウェイのドラマ・デスク・アワードにおいて、2009年、作品賞を含む4つの賞にノミネートされたミュージカル。故郷を同じくする作家と書店員の学生時代からの友情を描いた物語で、二人の過去を遡る中でみえてくる深層心理が、音楽によって巧みに表現される。
左より)平方元基、田代万里生
作家と書店員の二役を相互に演じるという難易度の高い本企画に挑むのは、今年ミュージカルデビュー10周年を迎える田代万里生、ミュージカル俳優として着実にキャリアを重ねる平方元基。次代のミュージカル界を担う二人の芝居に期待が高まる。
演出は、文学座の演出家として、多くの現代作家の新作を演出している高橋正徳が手掛ける。
田代万里生
平方元基
初日を迎えたキャストと演出からコメントが届いた。
<コメント>
■田代万里生
田代万里生
ついにこのブロードウェイ作品の記念すべき日本初演が、東京に先駆けて大阪の新歌舞伎座にて開幕致します!歴史的名映画『素晴らしき哉、人生!』からインスピレーションを得たこの作品。老若男女の誰にでも心当たりがあり、誰にでも共感することが満載。都会に進出し名を馳せたベストセラー作家のトーマスと、実家で平凡な暮らしを過ごしている本屋の息子アルヴィンの幼馴染み2人を、平方元基と交互出演するという前代未聞の挑戦。1幕もので110分。是非気軽に足を運んで頂き、劇場を出る時にはあなた自身も生まれ変わっているかも!?劇場でお待ちしております。
■平方元基
平方元基
濃密な経験をさせていただいた稽古期間。膨大な台詞、歌、配役の相互出演はもちろんですが、精神力、そして相手役を信じることなどなど。今の自分に挑戦状を叩きつけられたような時間でした。いよいよ、その経験を経てお客様の前に立たせていただく今。プレッシャーもあります。緊張もあります。でもこの経験をしたからこそもうすぐ舞台に立って表現できる喜びがそれに勝っている気がしています。本日はお越しいただき、誠にありがとうございます。
■演出・高橋正徳(文学座)
ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』大阪新歌舞伎座にて無事に初日を迎える事が出来ました。たった二人きりの出演者が110分を駆け抜けるミュージカル。ブロードウェイ生まれで、韓国で人気を博した作品の日本版初演であり、また今回は田代万里生さん、平方元基さんが二つの役を入れ替え交互に上演するというのは挑戦でもありました。田代さん平方さんと共に稽古場でトーマスとアルヴィンの人生と向き合ってきました。二人きりの出演者と濃密な時間を過ごす中で、同じ戯曲、同じ音楽でありながらそれぞれのバージョンに随所に違いが生まれました。彼らの演技力や歌唱力のみならず、人柄や人間力が溢れる作品になったと自負しております。
もしこの作品を観た後、皆さまにとって大切な家族や恋人、友人を改めて思い出して頂けたら幸いです。劇場で皆様にお会い出来る事を楽しみにしております。
(舞台写真撮影:西木義和)
上演時間は110分、休憩なし。
公演は大阪・新歌舞伎座での上演の後、東京・よみうり大手町ホールにて10月16日(水)まで上演。
その後、水戸、名古屋で上演される。
<ストーリー>
人気短編小説家のトーマスは、幼なじみのアルヴィンの突然の死に際し、弔辞を読むために故郷へ帰って来る。しかし、葬儀が始まるというのに、アルヴィンへ手向ける言葉が思い浮かばない。すると死んだはずのアルヴィンが目の前に現れ、トーマスを自らの心の奥深くへと導いていく。そこには延々と続く本棚があり、トーマスの思い出と積み重ねた人生の本当の物語を書いた原稿や本が存在していた。アルヴィンは、その中から弔辞に相応しい2人の物語を選び、トーマスの手助けを始める。しかし、トーマスはそれを拒み、助けを借りずに弔辞を書くと言い張るが、アルヴィンは気にもとめず、次々と物語を選び、語っていく。果たして、弔辞は完成するのか・・・。
いくつもの物語が語られるにつれ、2人の間に存在した数々の埋もれてしまっていた小さな結びつきが明らかになっていく。
アルヴィンとトーマスが子供時代に育んだ絆と生涯を通じて築き上げた友情の物語。
【公演概要】
作詞・作曲:ニール・バートラム
脚本:ブライアン・ヒル
演出:高橋正徳(文学座)
出演:田代万里生、平方元基
<大阪公演>
期間:2019/10/4(金)、10/5(土)<3公演>
会場:新歌舞伎座
<東京公演>
期間:2019/10/9(水)~10/16(水)<12公演>
会場:よみうり大手町ホール
※水戸公演・名古屋公演あり
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