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ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』初日開幕&ライブ配信実施決定!【舞台写真・コメントあり】

  • レポート

2021年5月21日(金)

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が、本日5月21日(金)にTBS赤坂ACTシアターにて開幕。7月3日(土)~11日(日)には大阪・梅田芸術劇場メインホール、7月17日(土)~18日(日)には愛知・愛知県芸術劇場 大ホールにて上演される。上演10周年を記念し、ライブ配信も決定。

 

(撮影:岡本隆史/文:羽成奈穂子)

2001年パリ初演、2010年宝塚歌劇団による日本初演を経て、2011年に男女混合キャストによる<日本オリジナルバージョン>として誕生した、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』。その記念すべき10周年公演の開幕に当たり、初日前日の5月20日、Wキャスト2パターンによるゲネプロが行われた。

 

左から)ジュリエット役:伊原六花、ロミオ役:黒羽麻璃央

左から)ジュリエット役:天翔愛、ロミオ役:甲斐翔真

 

かの有名なシェイクスピアの恋愛悲劇を軸に、ダンサーが表現する“死”の存在などオリジナルの要素も盛り込まれた物語、魅力的な楽曲群で人気を博す本作。上演の度にキャスティングが大きな注目を集めてきたが、今回は、主要キャストのロミオ、ジュリエット、ベンヴォーリオ、マーキューシオ、ティボルト、死が全て初役という(いずれもWキャスト)、まさに新生というべき公演となった。

 

 

ロミオ役の黒羽麻璃央は、2019年公演でマーキューシオ役を務め、その繊細な演技で存在感を放った実力派。今回のロミオも、キラキラとした恋の幸福感を放つ一方で、どこか常に死の影をまとっているようでもある多面的な役作りで印象を残した。同じくロミオ役の甲斐翔真は、昨年からミュージカルに立て続けに出演している期待の新鋭。愛と平和を信じて突き進んだ若者の生き様を、等身大の演技で瑞々しく体現した。一方、ジュリエット役の伊原六花は、昨年マリア役に配されていた『WEST SIDE STORY Season3』が中止となり、本作が満を持しての初ミュージカルとなった注目株。可憐ながら芯の強さを感じさせる役作りで、確かな実力を示した。同じくジュリエット役の天翔愛は、これが女優デビューとなる現役音大生。無垢ゆえに強い信念を持つ少女を、体当たりの演技で愛らしく魅せた。

 

左から)ジュリエット役:伊原六花、ロミオ役:黒羽麻璃央、神父役:石井一孝

左から)ジュリエット役:天翔愛、ロミオ役:甲斐翔真

 

ロミオの友人ベンヴォーリオ役の味方良介は大人への成長途上にある少年の分別と温かな友愛が、前田公輝は兄貴分としての優しさと若者らしい弱さが、マーキューシオ役の新里宏太は軽快さの中にある崩れ落ちそうな危うさが、大久保祥太郎は道化の顔に潜む哀しみと怒りが、それぞれ際立つ役作り。彼らと対立するティボルト役の立石俊樹は自由に生きられない苦しみを繊細に、吉田広大は自分を取り巻く世界への憤りを弾けるように表現し、各々個性を見せた。

 

左から)ベンヴォーリオ役:味方良介、ロミオ役:黒羽麻璃央、マーキューシオ役:新里宏太

左から)マーキューシオ役:大久保祥太郎、ベンヴォーリオ役:前田公輝、ロミオ役:甲斐翔真

 

死は、同役の振付担当でもある小㞍健太の、演者としての初登板が大きな注目を集めたが、生気を感じさせない足取り、ロミオを翻弄する力強い動きなど、圧巻の一言。なおWキャストの堀内將平は25日からの出演となり、Kバレエ カンパニーの若きプリンシパルがどのようなパフォーマンスを見せるか、こちらも大いに注目だ。

 

左から)ロミオ役:黒羽麻璃央、死役:小㞍健太

前から)ロミオ役:甲斐翔真、死役:小㞍健太

 

もちろん、周りを固める大人キャストたちも実力派ぞろい。2019年公演から同役続投となる3人、キャピュレット夫人役の春野寿美礼は望まぬ生き方をせざるを得なかった女性の悲哀を、モンタギュー卿役の宮川浩は一族の長としての威厳と達観を、モンタギュー夫人役の秋園美緒は争いを止められない絶望感を、それぞれ円熟の芝居で見せた。一方、前回と役を替わった2人、石井一孝は理性的かつ愛情深いロレンス神父役を熱のある芝居で、岡幸二郎は街を統べるヴェローナ大公役の威厳をパンチのある歌唱で示し、舞台を締めた。

 

左から)乳母役:原田薫、ジュリエット役:伊原六花

 

本作初参加の原田薫は元来ダンサー・振付家として名高いが、温かみのある演技と歌声で乳母役を魅力的に演じ、まさに新境地といったところ。パリス役の兼崎健太郎は金持ちのいやらしさを巧みに見せ、キャピレット卿役の松村雄基は娘への確かな愛を、叙情豊かな歌声に込めた。

 

ティボルト役:吉田広大

ティボルト役:立石俊樹

 

なお、演出の基本軸は2019年公演を踏襲しているが、衣裳、美術に若干の変更が加えられ、映像は全面リニューアルされている。過ちの先の赦し、破壊後の再構築というテーマは普遍的だが、全人類が先の見えない苦しみの中にある今だからこそ、より強く響くものとなりそうだ。

 


 

演出家・キャストからのコメントが到着。

 

■小池修一郎(宝塚歌劇団)

ロミオとジュリエットは青春の物語で、そこに演技者自身が自己投影できるか、自分や身近な人と重ねることができるかというところが重要です。今回のロミオとジュリエットはとてもクリアでビビットに自分たちの青春と重ねる部分があるのではないかと受け取れますし、ほかの出演者たちも若返っていて、フレッシュなメンバーで新たな作品を作るという感覚で臨みました。
黒羽君は、前回のマーキューシオでともかく繊細な演技が印象的な人だと思い、今回はロミオに挑戦してもらいました。ちょっと陰影のあるロミオがすごく魅力的です。甲斐君は対照的にとても屈託のない天真爛漫なロミオで、そんなロミオが悲劇に巻き込まれていくというところで逆に悲劇性が浮かび上がると思います。
伊原さんは非常に安定した役作りでリアリティのあるジュリエット像です。踊りは周知されていますが、歌も非常によく頑張っていて、ミュージカル界の新星だと思います。そして天翔さんは本当の初舞台で、今はまだ未知数ですが、生まれたばかりという感じのピュアなところが素敵ですし、将来性を感じさせます。
ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」の魅力は、ジェラール・プレスギュルヴィックの大変甘美な陶酔感を持たせる音楽を持つことと、シェイクスピアが今から約400年前に書いた戯曲であるにもかかわらず、今見ても感動する恋愛劇の古典で、現代に通じる永遠性がある物語である、というところです。愛を貫く若い2人の恋が、争いを止めない社会の犠牲者となり、結果その社会を変えるという在り方がとても感動的です。この音楽と物語の二つの要素の掛け算が、初演から10年経っても色褪せない魅力なのだと思います。
恋人たちが死に彩られながらも、それを恐れず突き進んでいく。演技者達に、ほとばしる青春を自分と重ねさせることが、私の使命だと思っています。

 

■黒羽麻璃央(ロミオ役)

フレッシュな仲間たちと毎日楽しく充実した稽古期間を過ごし、この作品に打ち込んできました。やれる事は全部やりきりました!!
このような状況なのでみんなでご飯!!という事はできなかったのですが、それでもとてもステキなチームが完成したと思います。空き時間にみんなで筋トレしたり(笑)あと、味方くんが日に日に痩せていった(健康的に)のが印象的でした!
この仲間たちが集まったことで完成した、僕たちの『ロミオ&ジュリエット』を皆様にお届け出来ることに幸せを感じております。
小池先生は、相変わらずエネルギッシュで誰よりも熱量を持って、細かなところまで演出してくださいます。そんな小池先生と、今回は演出家と主役という立場でタッグを組ませていただき、プレッシャーもありますが、とても嬉しいです。稽古中に小池先生から「計算してお芝居を作っている」と言われて、そのことには僕自身全く気付いておらず、意図してないところをご指摘いただき、改めて「役を演じる」ということを考えるきっかけも与えていただきました。
場当たりからは今回2年ぶりにこのセットに立って、不思議な懐かしさと新鮮さがあり、ロミジュリの世界観にすごくワクワクしています。ご観劇くださった方々が明日への活力、希望を感じていただけるような作品になったと思います。どうか最後までよろしくお願いいたします。

 

■甲斐翔真(ロミオ役)

今回こんなに同世代の方が多い現場が初めてだったのですが、麻璃央くん含め、いろんな事を話し合いやすい柔らかい雰囲気だったので、本当にみんなで作ってきたんだなというのを、実感しています。自分の中の課題はまだまだ山積みですし、本番中にお客様から得ることもたくさんあると思います。より一層今まで作り上げたものを良いものにするために、探究心を忘れずにいたいです。
稽古中は、食事に行ったりはできませんでしたが、それが逆に制限された中で、いい意味で熱を帯び、今まで以上に共演者の方やスタッフさんとコミュニケーションを取ろうという意識を持って稽古に臨めました。
小池先生には、自分自身ミュージカルデビューしてからずっと課題だった、感情を歌に乗せるということを改めて指摘していただきました。またお客様から見られる事を意識した細かな演出やその理由など、改めてミュージカルの在り方を教えていただき、今回ご一緒できてとても勉強になりました。
今この時代の中で演劇ができることは本当に奇跡です。そのことへの感謝は絶対に忘れたくない。その上で、この夢の世界を通して、普段フラストレーションを抱えている方たちの固まった気持ちを解きほぐすことが出来たらと思います。これまで全力で稽古してきたので、僕たちも後悔したくないし、お客様にも後悔してほしくない。皆様の心の拠り所や希望になれたら。ぜひ楽しみにしていてください。

 

■伊原六花(ジュリエット役)

稽古場では、学びや発見がたくさんありました。そして劇場に入ると作品世界により入れて、ロミオやお母様、乳母との関係がより自分の中でしっくり感じています。まだまだ努力は必要ですが、ジュリエットを演じさせていただくことが、自分にとっても、すごく素敵な時間になるんじゃないかとワクワクしています。
稽古中は、小池先生と二人でお話しできたときに、「毎回どのシーンも適切な芝居をしてるけど、もっと大げさに、もっと前に気持ちを増幅させて伝えることができたら、本当にいいと思う」「殻を破って」と言葉をいただいて。その言葉を持ちながら作品に向かっていると、動きや、相手から貰うエネルギーがすごく自分の中で大きくなっていく感覚があります。
この作品は同年代の共演者が多く、切磋琢磨することができ、素晴らしい先輩キャストの皆様からも日々たくさんの刺激をいただいています。
お客様の前でこの世界を表現するという感覚が全て掴めていないところはあるのですが、日々の公演をより良いものにしていきたいです。そして、明日どうなるかわからないという環境で劇場に足を運んでくださるお客様には本当に感謝してもしきれないです。私達にとっては、お客様がいらっしゃるからこその作品なので、だからこそ来て良かったと思ってもらえるよう努めたいです。劇場では何も考えずロミジュリの世界に浸かっていただけたらと思います。

 

■天翔愛(ジュリエット役)

今回初舞台で真っ白の状態から始まった私に、素晴しい先輩方やスタッフの皆様がたくさんの励ましの言葉や手を差し伸べてくださいました。皆様がいたからこそここまで来れましたし、舞台は1人ではできないということを実感しました。
相手役である黒羽さんや甲斐さんは、稽古場で緊張している私に、演技の方向性やアドバイスなど日々声をかけてくださり、すごく支えていただきました。スタッフの皆様からのあたたかい激励も本当に嬉しくて、カンパニー全体で初日開幕に向けて1つになっていこうというそんな雰囲気に溢れていて、感謝の気持ちでいっぱいです。
劇場に入ってからは、空間の臨場感や衣裳やメイクを着けての動きなど、気持ちが稽古場とは全然違って作品により入り込めますし、新鮮な気持ちで挑めています。
小池先生は、このお稽古の期間、本当にたくさんのお声をかけてくださいました。私が抜け落ちてしまうことも、先生ご自身が動いて指導して、愛情を込めて私が変わるための第一歩を授けてくださり、先生のお言葉一つ一つが自分の力になっていくので、心から感謝しています。
開幕してからも、1回1回の公演に心を込めて、千秋楽まで感謝の気持ちを忘れずに成長し続けたいです。その日しか観劇できないお客様もたくさんいらっしゃると思うので、作品のテーマである“愛”を持って、今私にできる全てを注ぎたい。愛に生きるジュリエットの生き様を通して、“愛”の力の素晴らしさを思いおこすきっかけになれたら嬉しいです。

 

 

ライブ配信決定!!

 

語り継がれる名作ミュージカルを、ご自宅でリアルタイム観劇。
なんと!配信をご視聴の方限定で、初代ロミオ役 城田優さん、山崎育三郎さんからの“スペシャルメッセージ”もお届けいたします!

 

 

【配信日程】※アーカイブ配信はございません

6月5日(土)17:30公演 
〈ロミオ:黒羽/ジュリエット:伊原/ベンヴォーリオ:味方/マーキューシオ:大久保/ティボルト:吉田/死:小㞍〉

6月6日(日)12:30公演
〈ロミオ:甲斐/ジュリエット:天翔/ベンヴォーリオ:前田/マーキューシオ:新里/ティボルト:立石/死:堀内〉

 

【チケット発売日】
2021年5月22日(土)10:00より、各回の開演30分後まで購入可能

 

【ご購入・ご視聴サイト】
PIA LIVE STREAM(ぴあ)
https://www.rj-2021.com/article/26

 

【配信チケット料金】
・ライブ配信視聴券:4,000円(税込)⇒[GoToイベント]適用で3,200円!
・公演パンフレット郵送サービス付きライブ配信視聴券:6,000円(税込)⇒[GoToイベント]適用で4,800円!
・電子パンフレット付きライブ配信視聴券:6,000円(税込)⇒[GoToイベント]適用で4,800円!

 

※GoToイベントとは、GoToキャンペーンの一環として、イベント・エンターテイメント関連のチケットを購入の際、2割相当分の割引(上限2,000円)・クーポンの支援をする政府の事業です。
※出演者変更の場合でも払い戻しは致しかねます。
※ご視聴の際は通信環境の整っている場所でご視聴ください。
※数量に限りがございますので、予定枚数に達し次第、販売を終了いたします。手数料別途。

 

 


【公演概要】
ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』

 

<キャスト>

ロミオ:黒羽麻璃央/甲斐翔真(Wキャスト) 
ジュリエット:伊原六花/天翔愛(Wキャスト)
ベンヴォーリオ:味方良介/前田公輝(Wキャスト) 
マーキューシオ:新里宏太/大久保祥太郎(Wキャスト)
ティボルト:立石俊樹/吉田広大(Wキャスト)
キャピュレット夫人:春野寿美礼 
乳母:原田 薫 
ロレンス神父:石井一孝 
モンタギュー卿:宮川浩 
モンタギュー夫人:秋園美緒 
パリス:兼崎健太郎 
ヴェローナ大公:岡幸二郎 
キャピュレット卿:松村雄基
死:小㞍健太/堀内將平(Wキャスト)

《R&Jダンサー》
新井智貴 KOSUKE 酒井航
高木勇次朗 谷森雄次 徳永大輝
仲田祥司 永松樹 早川一矢
松平和希 矢内康洋 渡辺謙典
伊藤香音 井上真由子 北田涼子
弓野梨佳 今野晶乃 斎藤葉月
齊藤恕茉 七理ひなの 杉原由梨乃
谷さくら 平井琴望 森本さくら

《スウィング》
竹廣隼人 本田大河 魚澄陽香 樽谷笑里奈

 

<スタッフ>

原作:ウィリアム・シェイクスピア
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
潤色・演出:小池修一郎(宝塚歌劇団)
音楽監督:太田健(宝塚歌劇団)
振付:KAORIalive AKIHITO/小㞍健太
美術:二村周作
照明:笠原俊幸
音響:大坪正仁
衣裳:生澤美子
ヘアメイク:富岡克之(スタジオAD)
映像:石田肇
歌唱指導:山口正義 堂ノ脇恭子
稽古ピアノ:中條純子 中野裕子
演出助手:坂本聖子 長町多寿子
振付助手:小野麻里子
舞台監督:中村貴彦
技術監督:小林清隆

 

<東京公演>
期間:2021年5月21日(金)~6月13日(日)
回数: 全27回公演
会場:TBS赤坂ACTシアター
主催:TBS/ホリプロ/東宝/梅田芸術劇場
企画制作:TBS/ホリプロ/梅田芸術劇場
お問合せ:梅田芸術劇場 0570-077-039(10:00~18:00)

 

<大阪公演>
期間:2021年7月3日(土)~7月11日(日)
ー7月3日(土)17:00
ー7月4日(日)13:30
ー7月5日(月)13:30
ー7月6日(火)13:30
ー7月7日(水)12:00/17:00
ー7月8日(木)13:30
ー7月9日(金)13:30
ー7月10日(土)12:00/17:00
ー7月11日(日)12:00
回数:全11回公演
会場:梅田芸術劇場メインホール
主催:TBS/ホリプロ/東宝/ABCテレビ/梅田芸術劇場
お問合せ:梅田芸術劇場 06-6377-3800 (10:00~18:00)

 

<名古屋公演>
期間:2021年7月17日(土)~7月18日(日)
ー7月17日(土)12:00/17:00
ー7月18日(日)12:00
回数:全3回公演
会場:愛知県芸術劇場 大ホール
主催:中京テレビ放送
お問合せ:中京テレビ事業 052-588-4477
(平日11:00~17:00/土・日・祝日 休業)

 

▼公式HP
www.rj-2021.com

▼公式Twitter
https://twitter.com/musical_RJ

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