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「間違いなく、今まで誰も観たことがない『ピーターパン』になる」 ~演出家・森新太郎×ピーター役・吉柳咲良×フック船長役・松平健インタビュー~

  • インタビュー

2020年3月23日(月)

榊原郁恵が主演した伝説の初演から40年、ホリプロを代表するミュージカル『ピーターパン』が、演出に森新太郎を迎えて生まれ変わる! タイトルロールは、今年で4年目となる吉柳咲良。フック船長/ダーリング氏役には、森の指名により松平健が新たに挑む。ビジュアル撮影現場で初めて顔をそろえた3人に、新生『ピーターパン』への意気込みを聞いた。

取材・文/町田麻子

 


 

▼公演詳細ページはこちら

 

■「大暴れしたいなと思ってますよ(笑)」(松平)

――まずは森さんから、今回の演出の構想をお聞かせいただければと思います。

森:あのね、まずちょっと思いっきり、“アナログ”な方に帰っていけたらなと。今の我々はファンタジーというとすぐCGなどの映像表現に行きがちですが、今回のお芝居は“ごっこ遊び”の延長でいいと思っているんですよ。特に『ピーターパン』は、原作者のバリ(*ジェームズ・M・バリ)が、公園で子どもたちと“ごっこ遊び”をしながら紡ぎ出した物語。その感覚を我々も大事にして、例えば布一枚を森や海に見立てるとか、動物や妖精もパペットで登場させるとか、半分は劇場にいる子どもたちの想像力で補ってもらうようなことがしたいんです。フライングにしても、ワイヤーがあからさまに見えていてもいいとさえ思っています。最初はみんな「後ろに人形を操ってる人いるじゃん」「ワイヤーで吊られてるだけじゃん」と感じるかもしれませんが、そのうち想像力が勝手に働きだして、だんだん本当の生きものに、本当に飛んでいるように見えてくると思いますよ。それが僕の野望です(笑)。

 

――そんな中で、吉柳さんと松平さんをキャスティングされた理由とは?

森:吉柳のピーターは1年目から観ているんですが、これまでとはまるで違うピーターを演じてもらいたいと思っているんです。というのも少年役って、実年齢が近い等身大で演じるより、たぶん、大人になってからのほうが演じやすい気がするんですよ。

吉柳:確かにそうかもしれないですね。これまでは自分と近すぎて、お芝居として考えるのは難しかったような気がします。それに、「実年齢に近いから大丈夫」っていう保険を自分でかけていた部分もあって…。今回はピーターを客観的に見て、また新たに一から作っていけたらと思っています。

森:吉柳ならできると思うよ。僕、かなりしごくとは思うけど(笑)。

吉柳:それはもう、覚悟しています(笑)。頑張ります!

森:松平さんについては、完全に“盲点”でしたよね。だってみんな、「言われてみれば松平さん」でしょ?

一同:(笑)

森:フック船長って、悪党だけど自分なりの生き方を貫いていて、その真面目さが滑稽に見えてしまう愛すべき人物。チャーミングじゃないといけません。一度松平さんだと思っちゃったら、もうそれ以外は考えられなくなってしまい、直談判しました。やってくださることになって、嬉しい限りです。

松平:森さんが、大人にも楽しんでいただけるものにしたい、っていうお話をなさっていたのが僕には印象的で。家族連れだけじゃなくて、我々もウキウキできたらいいな、と思ったんです。みんなから愛されるような、そんなフック船長になれたらと思いますね。

森:今日メイクをされる時に、「ブルーのアイシャドウを入れたらどうでしょう」って松平さんのほうから提案してくださったんですよ。僕は「そうそう! フックの面白さはそういう芝居がかっているとこ!」ってもう大賛成で、早くも今から、松平さんとはかなり通じ合えるような気がしています(笑)。

松平:僕も衣裳を着てメイクをした自分を見て、「ああばっちり」と(笑)。アイシャドウは、海外の昔の『ピーターパン』のプログラムなんかを参考にしただけなんですけどね。ま、本番では大暴れしたいなと思ってますよ(笑)。

 

 

――吉柳さんと松平さんは、今日が初対面だそうですね。

吉柳:はい、初めてお会いしました。

森:だから今日、吉柳はすごく頑張っています(笑)。初対面にして、さっきいきなりピーターとフック船長が睨み合う映像を撮ったんですよ。僕だって、まだ松平さんと目を合わせられないのに(笑)。

吉柳:緊張します。本当にすごい迫力で、剣を向けられた時は「斬られる…!」って思いました(笑)。 

松平:強そうに見えてね、そんなに強くないんだけどね。だからそんなに怖がらないで(笑)。

一同:(笑)

松平:彼女はもう3年もピーターをやっていて、この世界のこともよく分かっている。そこに僕が新たな風を吹き込めたらなと思いますし、一緒に『ピーターパン』にどんな新たな風を吹き込めるのか、楽しみにしてますよ。

吉柳:ありがとうございます。前回の『ピーターパン』のあと、『デスノートTHE MUSICAL』で弥海砂(あまねみさ)という女の子を演じたことで、声の幅や自分が出せる音域も分かってきたので、自信になりました。今日はフック船長の目力と殺陣の鋭さに圧倒されましたが、ピーターとして負けられないので、震えながらも頑張ります(笑)。

松平:ま、ピーターは空を飛べるから大丈夫!

一同:(笑)

吉柳:じゃあ今年は、フライングもますます頑張ります(笑)!

 

 

■「今までのことはいったんリセットします!」(吉柳)

――具体的に、どんなピーター像、フック船長像を思い描いていらっしゃるのでしょうか。

森:吉柳には、とにかく動いてもらうことになると思います。等身大の吉柳なんかじゃなくて、誰も見たことがないような活きのいいハチャメチャな男の子を演じてもらいたいんですよ。爪の先、髪の先にまで生気をみなぎらせて、観る者すべての心をしびれさせてほしい。

吉柳:そうですよね。撮影の時は森さんに指導いただくままに動いていたので(笑)、稽古が始まったら、自分からできるようにしていかないといけないと思っています。

森:松平さんについては、僕から何か申し上げるなんて恐れ多い(笑)。ネバーランドでいちばんパワフルな二人が対決するわけですから、フックにも当然エネルギーは必要だと思いますが、松平さんはすでに有り余るほど持っていらっしゃいますから。

松平:まあやっぱり、ファンタジーの中の人ですからね。エネルギーと愛嬌を持って演じられたらいいのかな、と思います。愛嬌をどうやって出すかっていうのはまだこれからだけども、前に森さんにフックの登場の仕方を聞いたら、子分たちが担ぐ神輿に乗っているようなイメージだって言うんですよ(笑)。

森:はい、頭の悪い子分たちにワッショイワッショイ担がれて(笑)。もしかしたら、神輿から落ちたりするかもしれない(笑)。

松平:それでも自分はカッコいいと思っているわけですから、愛嬌は自然と出るんじゃないかな(笑)。

 

 

――先ほどから伺っていると、森さんの中には早くもかなり詳細な演出プランがあるようですね。

森:僕ね、演出の依頼が来なかったので、悔し紛れによくうそぶいてたんですよ、「一度俺に『ピーターパン』をやらせてみな!」って(笑)。いざやるとなったらそんなに大口叩けませんけど(笑)、元々ファンタジーが好きなのは本当。子どもの頃に母親に連れられて観に行った人形劇の世界が、僕の原風景みたいなものなんですよね。それにミュージカルには、ストレートプレイと違って素晴らしい歌や曲がある。特に『ピーターパン』なんて魅力的なナンバーの宝庫ですから、そこを信じて演出すればいいという心強さもあります。僕と『ピーターパン』っていうのは、これまで僕が演出してきた作品からすると意外な組み合わせかもしれないですけど、今、すごくワクワクしてるんです。

 

――こちらとしても楽しみです! 最後に改めて、ひとことずつ意気込みをお聞かせいただけますでしょうか。

森:今までたくさんの演出家が趣向を凝らしてこられた伝統ある作品ですが、私は私なりにいろいろと企んでおりますので、誰も観たことがない『ピーターパン』になることは間違いありません。従来の『ピーターパン』ファンの方はもちろん、ずっと自分には縁がない“ファミリー・ミュージカル”だと思ってこられた方も、今回のこれは是非観ていただきたいです。喜びと切なさのあふれるファンタジーをお約束します。

松平:そうですね、とにかくお客さんに楽しんでいただけるように。子どもも大人も楽しめる、夢のある舞台に仕上げていけるよう、僕も頑張ります。

吉柳:私は、過去3年間にやったことを、いったんリセットして稽古に臨もうと思っています。歌やダンスなどの技術面は体が覚えてくれていると信じて、ピーターの役や物語についてもう一度しっかり考えたいです。今年は、森さんにしごかれに行きます(笑)!

 

 


 

【公演概要】

ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』

期間:2020年8月2日(日)~8月12日(水)
会場:東京建物 Brillia HALL
出演:吉柳咲良 松平 健/美山加恋 比企理恵 宮澤佐江 ほか
※大阪・静岡・愛知・岩手・神奈川公演あり

★ご購入特典★
今ならチケット1枚に付きひとつ「妖精の粉」をプレゼント!

★上演40年記念 撮影会開催!★
皆様のご参加を心よりお待ちしております!

 

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