ホリプロステージ

Follow Us On

  • LINE
  • Youtube
  • Twitter
  • Instagram
  • Facebook

ホリプロチケットセンター

03-3490-4949

11:00~18:00(平日)/ 定休日(土・日・祝)English

ホリプロステージ

チケット購入

PICK UP

特集・ピックアップ

ミュージカル『パレード』読売新聞/東京新聞 初演時劇評

  • 特集

2020年12月28日(月)

2017年の初演時、観客に衝撃と感動を与えたミュージカル『パレード』の劇評をご紹介します。

 

▼ミュージカル『パレード』

《東京公演日程》
2021年1月15日(金)~1月31日(日)
会場:東京芸術劇場 中劇場
チケット:SS席 15,000円/S席 13,500円/サイドシート 9,000円/U25 5,000円
 
ほか大阪愛知富山公演あり。
 

▼STORY

物語の舞台は、1913年アメリカ南部の中心、ジョージア州アトランタ。
南北戦争終結から半世紀が過ぎても、南軍戦没者追悼記念日には、南軍の生き残りの老兵が誇り高い表情でパレードに参加し、南部の自由のために戦った男たちの誇りと南部の優位を歌いあげる。

そんな土地で13歳の白人少女の強姦殺人事件が起こる。容疑者として逮捕されたのはニューヨークから来たユダヤ人のレオ・フランク。実直なユダヤ人で少女が働いていた鉛筆工場の工場長だった。彼は無実にも関わらず様々な思惑や権力により、犯人に仕立て上げられていく。そんな彼の無実を信じ、疑いを晴らすために動いたのは妻のルシールだけだった。

白人、黒人、ユダヤ人、知事、検察、マスコミ、群衆…それぞれの立場と思惑が交差する中、人種間の妬みが事態を思わぬ方向へと導いていく…。

 

 

”総力の舞台で警鐘”

 

20世紀初頭に米国南部で起きた冤罪事件を描く。衝撃的なブロードウェー・ミュージカルの日本版だ。
南北戦争の遺恨が残る都市で白人の少女が殺された。容疑者は、勤め先の工場長レオ(石丸幹二)。北部から来た実直なユダヤ人だが、偏見に満ちた操作、ウソの記事や活動家の扇動などの結果、住民たちの憎悪を浴びることに。
圧巻は法廷場面。歌でレオが責められる。圧倒的な歌唱力の検事(石川禅)に操られ、悲しげな被害者の母(未来優希)、不安げに声を合わせる工場の少女たち(吉田萌美ら)、パワフルな声の黒人の清掃員(坂元健児)らが証言を重ね、群衆が「殺せ」と叫ぶ。
ジェイソン・ロバート・ブラウンが作曲した劇中曲はかつて南部で好まれたような楽しげな曲が多いものの、本作の登場人物が歌い踊ると偏狭な郷土愛が感じられ、空恐ろしい。
舞台美術も効果的。黒い背景にそびえる奇怪な巨木は土地にしみついた恨みを想像させる。また、群衆が熱狂する場面で降り注ぐ紙吹雪が最後は床を埋め尽くす。彼らが爆発させた感情の凄さを裏付けるようだ。
演出は、せりふ劇で実績のある森新太郎。どの俳優からも役の芯をとらえた演技を引き出した。中でも石丸が出色。敵意の嵐にさらされながらも、品を失わず、意思のみなぎる美声で抵抗した。支えた妻役の堀内敬子の温かさも光った。
本作は他者への不寛容と恨みの連鎖が生んだ悲劇だ。携わった人々が総力を込めた舞台は現代へ警鐘を鳴らす。美術は二村周作、振り付けは森山開次、音楽監督は前嶋康明。

【読売新聞 祐成秀樹 2017年5月30日付】

 

 

”シリアス 美しい音とともに”

 

見応えも聞き応えもある舞台だ。実話を素材にしたミュージカル「パレード」(アルフレッド・ウーリー脚本、ジェイソン・ロバート・ブラウン作詞・作曲)は1998年ブロードウェー初演作。これが日本初演となる。

1913年、米国南部のアトランタ。戦没者追悼記念日に少女が殺され、彼女の勤め先の工場長レオ(石丸幹二)が逮捕された。事件解決を急ぐ州検事ドーシー(石川禅)は、北部出身でユダヤ人の彼を犯人に仕立て上げていく。レオの妻ルシール(堀内敬子)は冤罪を晴らすべく奔走するが…。

冤罪の背景にあるのは、差別と対立の構造だ。顕著になっていく、南北の経済格差への不満。また、黒人、ユダヤ人に対する差別意識。それらを利用し誘導するドーシーは、ポピュリズムの象徴だ。州検事(岡本健一)、記者(武田真治)、政治活動家ら各々の思惑も渦巻くドラマに、現在の世界の危うさも思わせられる。

カラフルな紙吹雪が過剰なまでに降り注ぐ、冒頭のパレード・シーンが鮮やか。回り舞台を使った演出(森新太郎)が、よどみなく明快に物語を運ぶ。森山開次の振り付けがキュート。

重くシリアスな物語だが、紡ぐ音楽はとびきり美しい。フォーク調からジャズまで多彩なナンバーを、歌いこなす力あるキャストがそろった。石丸は歌唱も演技も端正で安定感がある。堀内が、お嬢様妻から行動的女性への成長をしなやかに見せて、印象的。二村周作の美術。常田景子翻訳。高橋亜子訳詞。

 

【東京新聞 萩尾瞳=演劇評論家 2017年5月30日付】

 

 

▼関連記事

作品の力に、役者の“負けない強さ”を乗せて届けたい ~『パレード』内藤大希×熊谷彩春インタビュー~

【舞台写真】ミュージカル『パレード』本日開幕【石丸幹二 堀内敬子】

『パレード』ご来場のお客様へご案内《主催の取り組み、注意事項》

ミュージカル『パレード』オリジナルグッズ販売開始!

【1/17(日)18時 開幕決定】ミュージカル『パレード』中止公演のチケット払い戻しに関するお知らせ

ミュージカル界を震撼させた衝撃作/ミュージカル『パレード』稽古場レポート

ミュージカル『パレード』【解説】1913年 レオ・フランク事件まとめ【実話】

【イラストでわかる!】『パレード』見どころチェック!

Sky presents『てにあまる』・ミュージカル『パレード』25歳以下限定 チケット同日発売決定!

 


【公演概要】
ミュージカル『パレード』

<スタッフ>
作:アルフレッド・ウーリー
作詞・作曲:ジェイソン・ロバート・ブラウン
共同構想及びブロードウェイ版演出:ハロルド・プリンス
演出:森 新太郎
翻訳:常田景子
訳詞:高橋亜子
振付:森山開次
音楽監督:前嶋康明

<キャスト>
石丸幹二、堀内敬子、武田真治、坂元健児、福井貴一、今井清隆、石川 禅、岡本健一
安崎 求、未来優希、内藤大希、宮川 浩、秋園美緒、飯野めぐみ、熊谷彩春
石井雅登、白石拓也、渡辺崇人、森山大輔、水野貴以、横岡沙季、吉田萌美

<東京公演>
期間:2021年1月15日(金)~31日(日)
会場:東京芸術劇場プレイハウス
主催:ホリプロ/ TOKYO FM
共催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場

 

<大阪公演>
期間:2021年2月4日(木)~8日(月)
会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
主催:梅田芸術劇場  ABCテレビ
お問い合わせ:梅田芸術劇場 
TEL:06-6377-3888(10:00~18:00)
https://www.umegei.com/schedule/910/

 

<愛知公演>
期間:2021年2月13日(土)・14日(日)
会場:愛知県芸術劇場大ホール
主催:テレビ愛知/キョードー東海
お問い合わせ:キョードー東海
TEL:052-972-7466(10:00~19:00 日・祝休)
http://www.kyodotokai.co.jp/events/detail/2028/

 

<富山公演>
期間:2021年2月20(土)・21日(日)
会場:オーバードホール
主催:チューリップテレビ/イッセイプランニング/(公財)富山市民文化事業団/富山市
お問い合わせ:イッセイプランニング
TEL:076-444-6666(平日 10:00~18:00)
http://www.issei.ne.jp/2020/04/2021029901/

 

企画制作:ホリプロ

特集・PICKUP一覧に戻る