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舞台初挑戦から10年・白石隼也が念願のシェイクスピア劇『ジョン王』にたどり着くまで

  • インタビュー

2020年6月22日(月)

彩の国シェイクスピア・シリーズ第36弾『ジョン王』は残念ながら中止になりましたが、中止決定前に行ったインタビューを掲載します。

取材・撮影/石井隼人


▼公演詳細ページ

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俳優の白石隼也にとって20代最後の大きなチャレンジになる。彩の国シェイクスピア・シリーズ第36弾『ジョン王』。小栗旬を主演に、故・蜷川幸雄の遺志を継いだ同シリーズ2代目芸術監督・吉田鋼太郎が演出を手掛ける。英国史上最も悪評の高いイングランド王ジョンの治世とそこに生きる人々の悲哀を描いた歴史劇で、白石はフランス王の息子である皇太子ルイを演じる。

 

『仮面ライダーウィザード』『東京喰種トーキョーグール』などの映像作品出演で知られる白石が舞台劇に初めて挑んだのは20歳の頃。『ジョン王』はそこから約10年の節目に掴み取った念願の初シェイクスピア劇だ。「蜷川さんの舞台を経て大きく羽ばたいていく俳優は多数います。いつか自分もその門をくぐってみたいと思っていました。しかし残念ながら蜷川さんとは一度もご縁がなく、もう機会はないとなかば諦めていました」と打ち明ける。

 

重要なキャラクターといえる皇太子ルイ役はオーディションで勝ち取った。「呼ばれて演じるのではなく、自分がどうしてもやりたくて、しかもそれに選ばれたということは光栄です。予期せずして蜷川さんの遺志を継いだシェイクスピア・シリーズに出演するというのは、不安もありつつ嬉しいこと」と大役に意気込みも十分だ。

 

 

舞台に出演する魅力について白石は、長い稽古期間があることだという。「映画やドラマの現場では演技に対する指導に時間をかけることはあまりないので、舞台のように稽古期間をしっかりと設けて、ダメなものに対してはダメだと言ってもらえる環境は貴重」と俳優としてさらなるステップアップに期待している。

 

2007年の第20回ジュノン・スーパーボーイ・コンテス入賞をきっかけに芸能デビューという華々しさ。そこからコンスタントに俳優業を続けてきた。しかし白石には劣等感を抱えながら俳優の道を歩んできたという自覚がある。

 

その思いはデビュー直前から。早々に出鼻をくじかれた記憶がある。「事務所が行うデビュー前のレッスンも、20人程いた同期の中で一番ちゃんとできていなかったし、目上の大人ともまともに会話もできていなかった。ずっと反抗期みたいな感じで混沌としていました」と挫折に苦しんだ。

 

若手俳優の登竜門『仮面ライダーウィザード』に抜擢されるも、満足することはできなかった。「なんとか売れたい!と思っても、期待に応えることのできない自分がいる。同年代の俳優と自分を比べて劣等感にさいなまれて眠れない夜もあったし、肌もすごく荒れて肉体的にも精神的にもきつかった」と苦悶の日々は長かった。

 

 

ほかの誰かに勝ちたい!と思い続けて自分をすり減らしてきた20代を経てやっと気づいた。勝たなければいけないのは他でもない、窮屈に追い立てていた自分自身だったということに。「ここ数年は周りよりも売れてやる!と無理していきがるのではなく、いい仕事をしたいと思うようになりました。その方が仕事に対するモチベーションも面白味も上がるし、演技の面白さにも気づくようになった。気持ちにも余裕を感じます」と前向きな変化を実感している。

 

白石は「30歳を目前にして『ジョン王』という新しい挑戦の機会をいただき、デビュー当時の自分と比べると確実に意欲的に楽しく仕事ができています。諦めずに続けてきて良かったと思う」としみじみ。『ジョン王』を終えた夏、30歳を迎える。「30代に突入しても余裕を忘れず、新しい挑戦にも意欲的に向き合っていきたい。自分にはまだ可能性は残っていると思うので、新人の気分で」。フレッシュな心境で『ジョン王』に向き合う白石は、皇太子ルイという瑞々しいキャラクターを演じるのにうってつけの逸材だった。

 

 

※ 6月8日に開幕を予定していた『ジョン王』は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の収束が見通せない現状を鑑み全公演中止となりました。
白石さんへの取材を行ったのは緊急事態宣言前の3月末日。先の見えない不安を抱えながらも、一縷の希望を抱いてこれから始まる稽古への期待を口にしていた白石さん。エンターテインメントを心の底から楽しむことができる日常が訪れることを願っています。

 

 

【プロフィール】

白石隼也(しらいし・しゅんや)

神奈川出身。07年に「第20回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリを受賞。08年にデビュー。2012年に「仮面ライダーウィザード」で主演を務めた。以降、ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍。主な出演作【舞台】「奇跡の人」「悪魔と天使」「伯父の魔法使い」「脳内ポイズンベリー」 【映画】「GANTZ」「ストレイヤーズ・クロニクル」「彼岸島デラックス」「東京喰種」「東京喰種S」【TV ドラマ】「彼岸島」(MBS)「グッドモーニングコール」(CX)「アフロ田中」(WOWOW)「ランウェイ24」(ABC)などがある。

 


 

【公演概要】

彩の国シェイクスピア・シリーズ第36弾『ジョン王』

作 :W.シェイクスピア
翻訳:松岡和子
演出:吉田鋼太郎 (彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督)
出演:小栗 旬、横田栄司、吉田鋼太郎 他

【公演中止・払い戻しのお知らせ】

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