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【舞台写真・メッセージ動画あり】ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』本日開幕!
2021年12月8日(水)
ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』が12月8日(水)東京・日生劇場にて開幕する。
(撮影:田中亜紀)
ミュージカルの殿堂・日生劇場で、新たなオリジナル・ミュージカルの幕が開く。タイトルは、ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』。伝説的コミック「北斗の拳」を、『ジキル&ハイド』『デスノートTHE MUSICAL』を手がけた作曲家フランク・ワイルドホーンの音楽によりミュージカル化するという挑戦的な企画である。
まず観客は廃墟を思わせるような巨大な舞台セットに心を奪われる。原作で描かれる核戦争が起きた後の世紀末の雰囲気を見事に現わしている。そして、豪華な生オーケストラの演奏による演奏が始まると、観客は瞬く間にグランドミュージカルの世界に引き込まれる。観客の中には、「本当に北斗の拳がミュージカルになるのか」という気持ちを抱きながら観劇に臨む方もいるだろうが、最初の音楽を聴いた瞬間、その思いは消えてなくなるだろう。それほど、この作品は冒頭から、観客をその世界に引き込んでくれるのだ。
とにかくこのミュージカル、登場するキャラクターすべてが魅力的で、それぞれに感動的なドラマがあるので観ていて飽きることがない。原作に忠実ながら、緻密に計算された衣装デザインやヘアメイクも、目を楽しませてくれる。作品世界を引き立てる映像の演出も斬新だ。そして何といっても、物語に散りばめられた屈強な男たちのバトルシーンは、ミュージカル史上もっとも激しいのではないかと思わせるほど本気の闘いであり、本作の見どころの一つとなっている。
大貫勇輔
大貫勇輔
主人公のケンシロウ役を演じる大貫勇輔のパフォーマンスは圧巻だ。鍛え抜かれた肉体から繰り出されるアクションはもちろんのこと、静かなる闘志を燃やすケンシロウの心のうちを見事に歌で表現し、このドラマチックな物語を、より一層味わい深いものにしている。
平原綾香
May’n
この物語は、ユリアの存在なくして語ることはできない。平原綾香とMay’nがダブルキャストで演じるが、二人の歌唱力は圧倒的だ。ユリアが1幕で歌う「死兆星の下で」、2幕で歌う「氷と炎」では劇場は感動に包まれる。フランク・ワイルドホーンの楽曲の真骨頂を、ユリアのナンバーで味わっていただきたい。
加藤和樹
小野田龍之介
ケンシロウの兄・トキをダブルキャストで演じるのは加藤和樹と小野田龍之介。二人それぞれの魅力が溢れていて、どちらのトキも見逃せない。トキが1幕ラストで歌うナンバー「願いを託して」は心に響く名曲だ。
植原卓也
上田堪大
原作漫画とは異なり、ミュージカル版オリジナルの設定で描かれるケンシロウの敵・シンを演じる植原卓也と上田堪大は、フレッシュなパフォーマンスで物語を盛り上げる。
伊礼彼方
上原理生
伊礼彼方
上原理生
原作でも人気の高いレイとジュウザの役を回替わりで交互に演じるのは、伊礼彼方と上原理生。レイは1幕に見どころ、ジュウザは2幕に見どころがある。フライングも見せる彼らのパフォーマンスは必見だ。
福井晶一
宮尾俊太郎
物語の核となるのが、ラオウ役を演じる福井晶一と宮尾俊太郎だ。ラオウが登場するたび、舞台上には緊張感が走る。ラオウが歌うミュージカルナンバーは力強く、劇場全体が重低音で揺れるような迫力がある。ラオウ率いる拳王軍の力強いダンスパフォーマンスも見逃せない。
川口竜也
白羽ゆり
松原凜子
大貫勇輔・平原綾香
■キャスト・スタッフからのメッセージ動画
開幕に合わせてユリア役の平原綾香が歌う「氷と炎」に合わせ、本作のキャスト・スタッフからお客様へのメッセージを届けるメッセージ動画を配信。
■本日12/8(水)18:30よりフジテレビ系「FNS歌謡祭」出演
フジテレビ系「FNS歌謡祭」にて、ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』のキャストが登場。劇中のナンバー「心の叫び」と、アニメ「北斗の拳」の主題歌「愛をとりもどせ」を披露する。
https://www.fujitv.co.jp/FNS/
東京公演は12月29日(水)まで日生劇場にて上演、2022年1月8日(土)・9日(日)大阪・梅田芸術劇場メインホールにて、1月15日(土)・16日(日)名古屋・愛知県芸術劇場 大ホールにて上演される。
<東京公演チケット詳細>
S席:13,500円/A席:9,500円/B席:5,500円(全席指定・税込)
U25チケット:7,000円(※25歳以下対象・当日引換券・要証明書)
https://horipro-stage.jp/event/musical_fons20211109/
※未就学児入場不可。
※本公演のチケットは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。
※やむを得えない事情により、出演者並びにスケジュールが変更になる可能性がございます。予めご了承ください。
ーキャストコメント
■大貫勇輔(ケンシロウ役)
世界初演のオリジナルミュージカル作品、『フィスト・オブ・ノーススター〜北斗の拳〜』。稽古場では全員が作品を愛し、より良い作品にしようというエネルギーで満ち溢れていました。
素晴らしい脚本と楽曲、そして最高のスタッフとキャストが一丸となって創り上げたこの作品を、ようやく本日お届けできることが心の底から嬉しいです。僕たちの興奮を早くお客様と共有したくて待ちきれません!
■平原綾香(ユリア役/Wキャスト)
ついに初日です。今日を迎えるまでに、カンパニーの皆さんと、それぞれの人生を持ち寄り、心の限りお稽古してきました。この時代に「北斗の拳」がミュージカル化されることも、何か意味があると信じています。ひとりで歌う時も、決してひとりではないこと。何かに手を伸ばす時も、笑う時も、挫ける時も、心に宿る大切な人がいることを忘れません。悲しみは消えませんが、共に生きる事はできると、この作品を通して伝えたいです。
■May’n(ユリア役/Wキャスト)
ついに幕が開きます!「北斗の拳」のミュージカル化ということで、原作へのリスペクトを持ちながらも、今この時代を生きる私達がお客様に届けさせていただく意味を大切にしていたいです。
宿命を背負いながら、未来を信じるその強さをもちながらユリアとして精一杯生きます。
ぜひ劇場で、体感してください!
■加藤和樹(トキ役/Wキャスト)
いよいよ初日の幕が上がります。正直なところ、稽古場では芝居を積み上げてもどういう風に見えてるのだろう?と疑問に思うこともあったのですが、劇場に来てそんな気持ちは吹き飛びました。そこには紛れもなくケンシロウたちが、北斗の拳が存在していました。この感動を、衝撃を是非体感しに来てください。
■小野田龍之介(トキ役/Wキャスト)
「北斗の拳をミュージカル化。」この事が発表されて以降「一体どうなるんだ?」と皆様思われてきたと思います。我々カンパニーもそう思ってきました!気がつけば月日は流れその作品が遂に開幕致します!この大人気コミックと国内外から素晴らしいクリエイティブスタッフがコラボレーションを果たし作り上げたオリジナルミュージカルに携わることができて光栄に思っております。
これからこのドラマを通して1人でも多くの方の心を熱くすることができますように。
■植原卓也(シン役/Wキャスト)
キャスト、スタッフさんの色んな想いが詰まったこの作品が、ご観劇頂く方の目にどう映るのでしょうか。シンを通してユリアへ、そして皆様に愛が届く事を願って挑みます。楽しんで頂けますように。本日から宜しくお願いします!
■上田堪大(シン役/Wキャスト)
すべてが新鮮に感じる稽古場でした。
稽古では今まで経験したことのないことも多くありましたが、今はいろんなことを乗り越えてきて本当に良かったなと思っています。キャスト・スタッフの皆さんと稽古をしてきたこの作品をお客様に届けられるのが、本当にうれしく思っています。また、全員、大きな怪我が無く初日を迎えられることも良かったと思っています。自分にとって初のグランド・ミュージカルの出演となります。思う存分、板の上で楽しんでいきたいと思っています。
■川口竜也(リュウケン役)
世界初演!!日本発のオリジナル作品!!音楽、映像、アクション!!
ミュージカルの枠を超えたエンターテインメントとなる予感です!!
その中で体を張った役者のリアルな演技にもご期待ください!!
私も頭をテカテカにして劇場でお待ちしております!!
■白羽ゆり(トウ・トヨ役)
世界初演の北斗の拳が、いよいよ開幕します!キャスト、スタッフ一同熱い思いで稽古をしてきました。今、幕が開く事に緊張感と高揚感でいっぱいです。アクションはもちろんですが、私は北斗の拳の物語が大好きです。色々な愛の形があり、ハッとするシーンもたくさんあります。ワイルドホーンさんの楽曲も、ぜひ楽しみにしていて下さい!!私達の本気をお届けします。
■松原凜子(マミヤ役)
観劇して下さるお客様があって初めて完成し、初日から千穐楽に向けて更に更に成長していくのが舞台だと思っています。これからどんな旅を皆様とご一緒出来るのか楽しみでなりません!
世紀末の荒廃した世界は、強者が弱者を痛めつけ、心身の自由の少ない世界です。それは今の世の中にも通じるものがあります。だからこそ、登場人物一人一人が立ち向かう姿から勇気を受け取って頂けたら嬉しいです。
■伊礼彼方(レイ/ジュウザ役 /交互で役替わり)
約2ヶ月間、創っては壊しを繰り返し、石丸さんを筆頭にみんなの想い・愛が吹き込まれたオリジナルミュージカル北斗の拳!どのキャラクターも自分の正義を貫こうともがき苦しみながら懸命に生きる様が星空の様に美しく輝いている。一つでも、1mmでも、何かがあなたの心に届きますように。
■上原理生(レイ/ジュウザ役 /交互で役替わり)
いよいよ、あの「北斗の拳」がミュージカルとなって世界初演の幕を開けます。
果たしてどんな世界となるのか、我々も幕を開けてみないとわからないドキドキがあります。
2021年を締めくくるエンターテインメント、どうぞ楽しんでいただけましたら幸いです。
■福井晶一(ラオウ役/Wキャスト)
「北斗の拳」をリアルに見ていた世代としてはこの作品がミュージカルとして生まれ変わる瞬間に立ち会うことができて興奮を抑えられません。原作ファンの方はもちろんの事、今回初めて「北斗の拳」の世界に触れる方でも充分楽しんでいただける舞台に仕上がってます。舞台装置、音響、照明、映像、衣装等、様々なピースが合わさっていよいよ本日、世界初演の幕が開きます。
そして最後のピースはお客様です。劇場でお待ちしています。
■宮尾俊太郎(ラオウ役/Wキャスト)
いよいよ、初日を迎えます。
この作品に関わる多くの方々のいろいろな思い・情熱が詰まっています。わたくし、宮尾ラオウも、毎日悔いないように稽古に励んでまいりました。ありきたりにはなりますが、きっと皆様にご満足いただける舞台をお贈りできると確信しております。
ーあらすじ
二千年の歴史を誇る北斗神拳の修行に励んでいたケンシロウ(大貫勇輔)、トキ(加藤和樹・小野田龍之介/Wキャスト)、ラオウ(福井晶一・宮尾俊太郎/Wキャスト)の三兄弟。南斗の里から来たユリア(平原綾香・May’n/Wキャスト)、そのお付きのトウ(白羽ゆり)とともに成長していく三兄弟の中から師父リュウケン(川口竜也)は末弟のケンシロウを次の伝承者に選んだ。折しも世界を覆う核戦争によって文明社会は崩壊し、人々は弱肉強食の時代を生きることとなった。ケンシロウはユリアとの愛を育み共に荒廃した世界を生きていこうとした日、南斗のシン(植原卓也・上田堪大/Wキャスト)にユリアを強奪され、胸に七つの傷を刻まれる。絶望の中放浪の旅に出たケンシロウは、たどり着いた村で出会った二人の孤児バット(渡邉 蒼)、リン(山﨑玲奈・近藤 華/Wキャスト)と共に旅を続ける。一方ラオウは世紀末覇者・拳王を名乗り、世界を恐怖で支配しようとしていた。ケンシロウは女戦士マミヤ(松原凜子)が治める村の用心棒レイ(伊礼彼方・上原理生/交互役替わり)と共にラオウによって牢獄カサンドラに囚われたトキを救出するが、その後ユリアが失意の中でシンの居城から身を投げたことをラオウから知らされる。ケンシロウはラオウとの闘いの末に壮絶な最期を遂げたジュウザ(伊礼彼方・上原理生/交互役替わり)をはじめとする愛すべき仲間や強敵(とも)たちの哀しみを胸に、世界に光を取り戻すべく救世主として立ち上がるのだった。
【公演概要】
ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』
期間:2021/12/8(水)〜12/29(水)
会場:日生劇場
※国内ツアー公演あり
<スタッフ>
原作:漫画「北斗の拳」(原作:武論尊 漫画:原 哲夫)
音楽:フランク・ワイルドホーン
演出:石丸さち子
脚本・作詞:高橋亜子
振付:辻󠄀本知彦 顔安(ヤン・アン)
協力:株式会社コアミックス
主催:ホリプロ/博報堂DYメディアパートナーズ/染空间 Ranspace/イープラス
企画制作:ホリプロ
©武論尊・原哲夫/コアミックス 1983 版権許諾証GS-111
<キャスト>
公式HP=https://horipro-stage.jp/stage/musical_fons2021
特設HP=https://www.hokuto-no-ken-musical.com
公式Twitter=https://twitter.com/musical_fons