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『ファインディング・ネバーランド』連載コラム|【第3回】ケンジントン公園 ピーターパンに会いたい?─それなら、あそこにいかないとね─(文=福田剛士)

  • コラム

2023年2月9日(木)

全4回にわたり、作家 ジェームズ・バリの魅力に迫る連載コラム。世界中を魅了してやまない『ピーターパン』。生みの親、バリの生き様を解説!
 
目次
『ファインディング・ネバーランド』連載コラム
ようこそ、ジェームズ・バリの世界へ

第1回 ジェームズ・バリの生涯
第2回 ジェームズ・バリの生きた時代
第3回 ケンジントン公園
第4回 デューク・オブ・ヨーク劇場(2/14公開予定)

 

第3回 ケンジントン公園

 

ピーターパンに会いたい?
─それなら、あそこにいかないとね─

 

ケンジントン公園をつらぬく大通り。

 

ロンドンの真ん中に、広大な庭園がある。その名も「ケンジントン公園」だ。英国王室のケンジントン宮殿もあり、柵に囲まれ、夕方から翌朝六時まで立ち入り禁止となる。

ただ。百年ほど前、管理者のケンブリッジ公から鍵を渡され、いつでも出入り自由な人物がいた。ジェームズ・マシュー・バリだ。この自然に囲まれ、バリはデイヴィス家の少年たちと『ピーターパン』を生み出した。この公園を一躍有名にしたバリの功績を称えて鍵を渡したという。それから、あまりにもバリの存在が知られてしまい、我が子を売り込みたい(?)親からつきまとわれるのを、防ぐ意味もあったようだ。

 

ワンちゃんと一緒に、公園を訪れる人も多い。

 

ともあれ、ケンジントン公園。市民の憩いの場として、今なお健在である。その日は、冬枯れの朝に訪れた。ジョギングの人々が、すれ違っていく。飼い犬が、ご主人の後先になって走ってゆく。あるいは、ベビーカーの夫婦も多い。ある夫婦に訊ねると、この緑豊かな公園は絶好の散歩コースとのこと。さもありなん。

リスたちが、木から木へ移動して、それに気づいた飼い犬が追う、なんてシーンにも出くわした。

 

バリが創作にふけったというベンチが、いたる所に設置されており、真直ぐな大通りを抜けてゆくと、大きな丸い池に突き当たった。白鳥やら黒鳥が群れをなしているのは壮観である。ちなみに、彼らは国王陛下の所有物との由。

 

ケンジントン公園のベンチ。
バリの台詞通りの「理想的な木の下にある理想的なベンチ」。

ラウンド・ポンド(丸い池)には水鳥がいっぱい!

 

遠目にケンジントン宮殿を眺めつつ、さらに進んでゆくと、お目当ての場所に到着した。そう、ピーターパンの像だ。バリが制作依頼をしてから百年が過ぎた。今も、笛を吹くピーターが、人々を見おろしている。そこで行き会った老夫婦が、ニッコリとピーターパンを見あげて教えてくれた。「もちろんピーターは、大好きだよ」と。

 

ケンジントン公園のピーターパンの像。 バリ自身が制作を依頼した。

ピーターパン像の台座にいる妖精。

 

公園をさらに歩んでゆくこと三〇分。いつの間にか、「ハイド・パーク」という公園に変わっていた。この公園に接するのが、「サーペンタイン・レイク」という人工池だ。何を隠そう、ピーターパンの棲む小島が浮かんでいるのだ。この日は、ネバーランドにいるのか、ピーターは留守のようだった。

 

サーペンタイン・レイクに浮かぶ小島。ピーターパンが棲む島。

 

ところで、このハイド・パークには、冬の名物が現れる。「ウィンター・ワンダーランド」という遊園地である。サーカスに大観覧車、ジェット・コースターとアトラクションが満載である。今年の冬に訪れたら、また寄りたいものだ。サンタさんにも会えるよ。

 

ケンジントン公園でのインタビュー

 

ウォルター・アンプルビーさんとジル・アンプルビーさんご夫妻(取材日:2023年1月2日)

 

 

Q:よくケンジントン公園へ来られるのですか。

ジルさん:私達の自宅はここから3マイル半(5.6km)も離れているけど、よく散歩に来るのよ。今日は2人だけど、孫と一緒の時もあるわ。小さい子供達を遊ばせるにも、ちょうど良くて。
(『ファインディング・ネバーランド』のポスターを見て、)俳優の皆さんのコスチューム、クラシックでとても美しいわ。

ウォルターさん:この公園はとても広いから散歩コースは無数にあるけど、僕達はよくこのルートを通るんだ。それはもちろん僕達もピーターパンが好きだからだよ。いくつになってもそれは変わらない。年齢は関係ないんだ。このポスターもらえるの?OH、サンキュー! 気に入ったので、とても嬉しいよ!

 

4人家族のお母さん(取材日:2023年1月2日)

 

Q:ケンジントン公園は、あなたにとってどのような場所ですか。

まさにリフレッシュできる空間ね。ここは空気も良いし、美しくて楽しい公園でしょ。子供を連れてくるのにとても良い場所なの。私達は近くに住んでいるから、週に1度は訪れるわ。

 

第4回:デューク・オブ・ヨーク劇場 演劇に、どっぷり浸ろうよ ─ようこそ、ロンドンの劇場街へ─ は2/14公開予定。

 

 


 
<東京公演>
期間:2023年5月15日(月)~6月5日(月)

主催:フジテレビジョン/キョードー東京/ホリプロ
企画制作:ホリプロ
 
<大阪公演>
期間:2023年6月9日(金)~12日(月)

6月9日(金)18:00
6月10日(土)12:30/17:30
6月11日(日)12:30
6月12日(月)13:00
会場:梅田芸術劇場メインホール
主催: 梅田芸術劇場
お問い合わせ: 梅田芸術劇場 06-6377-3800(10:00~18:00)
https://www.umegei.com/schedule/1108/
 
<久留米公演>
期間:2023年6月17日(土)・18日(日)

6月17日(土)12:30/17:30
6月18日(日)12:30
会場:久留米シティプラザ ザ・グランドホール
主催:インプレサリオ
共催:久留米シティプラザ(久留米市)
お問い合わせ:インプレサリオ
info@impresario-ent.co.jp
https://www.impresario-ent.co.jp/
 
<富山公演>
期間:2023年6月24日(土)・25日(日)

6月24日(土)12:30
6月25日(日)12:30
会場:オーバード・ホール
主催:北日本新聞社 /富山テレビ放送 /イッセイプランニング
https://www.issei.ne.jp/2022/10/2023069901/
 
<名古屋公演>
期間:2023年6月30日(金)・7月1日(土)

会場:愛知県芸術劇場 大ホール
主催:東海テレビ放送
公演時間は後日発表

<キャスト>
ジェームズ・バリ:山崎育三郎
シルヴィア・デイヴィス:濱田めぐみ
フック船長/チャールズ・フローマン:武田真治
メアリー・バリ:夢咲ねね
デュ・モーリエ夫人:杜けあき

キャナン卿:遠山裕介
クローマー:廣川三憲
ヘンショー:星 智也

家塚敦子、石川 剛、伊藤かの子、榎本成志、大久保芽依、工藤 彩、塩川ちひろ、永松 樹、福島玖宇也、MAOTO、ルイス魅麗セーラ (五十音順)

ジョージ:越永健太郎、ポピエルマレック健太朗(Wキャスト)
ジャック:生出真太郎、豊田侑泉(Wキャスト)
ピーター:小野桜介、長谷川悠大(Wキャスト)
マイケル:奥田奏太、谷慶人(Wキャスト)

スウィング:大倉杏菜、齋藤信吾(五十音順)

<スタッフ>
原作:デヴィッド・マギー脚本によるミラマックス映画作品 アラン・ニーによる戯曲『The Man Who Was Peter Pan』
台本:ジェームズ・グラハム
作曲・作詞:ゲイリー・バーロウ&エリオット・ケネディ

翻訳・演出:小山ゆうな
訳詞:高橋亜子
音楽監督:小澤時史
美術:二村周作
照明:勝柴次朗
音響:山本浩一
映像:上田大樹
衣裳:前田文子
ヘアメイク:宮内宏明
振付:松田尚子
歌唱指導:亜久里夏代
稽古ピアノ:森本夏生
演出助手:河合範子
舞台監督:小笠原幹夫

公式HP=https://horipro-stage.jp/stage/findingneverland2023/ 
​公式Twitter=https://twitter.com/finding2023
#ファインディングネバーランド
 

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