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舞台の上に乗る!キャストと共に歌稽古も!『デスノート THE MUSICAL』稽古場体験会レポート
2019年12月20日(金)
2020年1月20日から東京建物Brillia HALLこけら落としシリーズとして上演される『デスノート THE MUSICAL』。オール新キャストで上演される事になった本作の世界をもっと知ってもらおうと、抽選で選ばれた計100名のオーディエンスに稽古場を体験していただくイベントが催されました。参加された方の感想とともに当日の様子をレポートします。
撮影・取材・文/こむらさき
稽古場に入ると、板張りの舞台セットがドンと置かれ、それと向かい合うようにオーディエンスの席が作られていた。
オーディエンスに向けて「2015年の初演から、韓国キャストでの公演も含めてすべてこの舞台セットの上で作られてきたんです」と語るのは本作のプロデューサー。プロデューサーはさらに「稽古場の天井の高さの都合で2階部分は低く作ってありますが、本当の舞台セットはもっと高さがあって」「夜神月の部屋は上手側から出てくるこの机一つで表現しています。ほら、デスノートが置いてあるでしょ?」「床が斜め前に傾いている舞台なので、キャストたちの足腰に結構な負荷が(笑)」「ここの銀橋の×印は林檎を置く場所の印。銀橋の中にはオーケストラピットがあって、公演が始まると、演奏者の間をリュークとレムが『あ、失礼しまーす』『すみません』と分け入ってオケピの中の階段から舞台上に上がります」などと舞台裏をありのままに語り、時に笑いをも誘っていた。
「さて、これから皆さんにこの舞台の上に乗っていただきます」との案内にざわつくオーディエンスたち。3チームに分けて下手から舞台に上がり、2階を通って上手へ。皆さん興味深そうにセットの壁や柱に触れながら舞台上を巡っていた。
上手から下に舞台を巡ったあとは、ステージ中央に集められるオーディエンス。「今からこのドーナツ盆を回します。さあ皆さん乗って乗って!」円形の周り舞台(盆)の上に乗せられると、「では、お願いします!」とプロデューサーの合図と共にステージが回転。「おおっ!」「うわっ!」「結構速いね」などと口々に興奮を語りながらその遠心力を肌で体感。慣れてくるとすでに体験を終わっていたステージ下のオーディエンスに手を振る姿も見受けられた。
■4度の舞台傾斜が見た目以上に急で、キャストさん足腰鍛えて頑張って下さい。
■この上でライトとエルのストーリーが生まれたのかと思うと鳥肌が立つ思いでした。でも思ったより小さいですね。客席からだともっと広く大きく見えました。
次はオーディエンスの皆さんとキャスト陣での歌稽古。すでに渡されていた歌詞カードを手にオーディエンスはオケピに集合。そして稽古場の奥から夜神月役の村井良大、甲斐翔真、L役の髙橋颯を始めとするキャスト陣が登場し、オーディエンスからは温かい歓迎の声が上がった。
歌唱指導のちあきしんによる指示でまずは発声練習から。「大きく伸びて声を出して」「あくびをするような声を」「唇をプルプル震わせて」など、キャストたちが毎日行っているウォーミングアップを実体験。皆の喉があたたまったところで「では、歌ってみましょうか!」と歌詞カードにある「正義はどこに」冒頭の「キラ キラ キラ キラ」のコーラスを練習。「最初は小さくささやくように、二回目、三回目とどんどんボリュームを上げて!」という指導を受けて、コーラスを繰り返すうちに、オーディエンスの皆さんも大きな声で歌い上げていた。そのコーラスにソロパートを持つキャストが次々と歌声を重ね、最後には村井と甲斐、髙橋も加わった見事な合唱が完成。終わるとキャストもオーディエンスも一体となった拍手が沸き起こった。
左より)村井良大、甲斐翔真、髙橋颯
■当選メールに「歌唱指導」とあり焦りましたが、参加したらとても楽しく素敵な企画でした。本番を楽しみにしております。
■どんどん自分の声が出るようになっていくのを感じ、感動しました。キャストの皆さんの生の歌声を間近で聴くことができた上に一緒に歌えたことは一生の思い出になりそうです。
■主演の方々の歌はもちろんのこと、アンサンブルさんの迫力にも感動しました。
体験会の最後は村井、甲斐、髙橋が出席して和やかにトークタイム。稽古場に入って1週間ほどというところで、村井は「一日一日この世界を感じています。初日が来るのが待ち遠しい」と語る。一方、舞台初心者の甲斐は、「いきなりこのような豪華な舞台に参加できることは喜びでもありプレッシャーも大きいです。本当に右も左も分からない状態で稽古初日からソワソワしていた。村井先輩を見習って精一杯頑張ります」とコメント。すると村井はワザと声を張って「頑張ります!」と口にし、笑いが起きる。村井は「Wキャストなので、稽古は交代で2回やるんですが、最初はじゃんけんで順番を決めていたのにいつの間にか僕が先にやる事になっていて(笑)」と現場の空気を笑顔で伝えていた。
村井良大
甲斐翔真
そして髙橋は昨日の稽古でついに舞台上に登場する場面が来た、と紹介されるが、「僕より先に稽古場体験会のお客さんが舞台に乗ったんですよね」と大笑い。「(過去の公演の)DVDで舞台での歌い出しの立ち位置を確認したんです。難しいですね。間違って違う場所で歌い出したらどうしようかと」と不安を正直に口にする。そんな髙橋に村井と甲斐が「颯くんの歌声が凄く良かった」「満を持して歌い出した感じ」と言うと「嬉しいですね」と顔をほころばせていた。
髙橋颯
何故、『デスノート THE MUSICAL』がこんなに多くの人達に愛されているのか?という問いに甲斐が「『正義とは何か?』という解決しない問題を抱えているから、初演から飽きずに観続けられているんだと思う」と真面目に語ると村井が「出来た子だね~」と茶化しつつ、「『ノートに名前を書くだけ』というシンプルなストーリーだから、他の国でも上演出来るし分かりやすい。そこが魅力なんだと思う」と村井としての考えを述べた。そして髙橋の番になると「村井さんの言う通りです」と返したので、「それはいちばん言ってはいけない答えだから」とプロデューサーがツッコミ、皆で大笑いとなっていた。
■思ったよりこじんまりとした空間で作っているのが驚き。(写真や映像だと広く見えました)ここで本気を出しておかないと劇場という広い空間では届かないんだろうな。
■皆の知っている作品(原作)なので、舞台に興味を持ってくれた友人に勧めやすいこともあって、前回友人に勧めたことを思い出しました。
左より)髙橋颯、村井良大、甲斐翔真
(C)大場つぐみ・小畑健/集英社
★会員限定バックステージツアー付チケットのご案内★
「デスノート THE MUSICAL」稽古場体験会にご参加いただいた皆様からのご要望にお応えし、ホリプロステージでは会員限定バックステージツアー付チケットをご用意いたしました。
【バックステージツアー開催日】
1月24日(金)13:00
1月29日(水)13:00
2月 5日(水)13:00
【対象席種】
S席バックステージツアー付
A席バックステージツアー付
【発売開始日時】
12月21日(土)10:00~
※バックステージツアーは稽古場体験会の内容とは異なります。(約15分程度を予定)
※バックステージツアー付チケットをご購入頂いたお客様は、公演終演後係員がご案内いたしますので、そのままお座席にてお待ちください。
※予定販売枚数が無くなり次第、販売終了となります。
※通常のS席・A席・B席をお求め頂いたお客様は対象外となります。
※ご購入後のキャンセルは致しかねます。
※すでにお求めの入場券には適用されません。予めご了承ください。
【購入方法】
・Webの場合
上記期間中にホリプロステージご購入ページにお進み下さい。
1.『デスノート THE MUSICAL』を選択
2.席種で【S席バックステージツアー付】もしくは
【A席バックステージツアー付】を選択
→ご購入にお進みください。
・電話の場合
ホリプロチケットセンターにお電話頂き、
オペレーターに【バックステージツアー付】チケット購入希望とお伝え下さい。
■ホリプロチケットセンター/ 03-3490-4949
(平日10:00~18:00、土10:00~13:00、日祝休)
【公演概要】
音楽:フランク・ワイルドホーン
演出:栗山民也
作詞:ジャック・マーフィー
脚本:アイヴァン・メンチェル
出演:
村井良大 甲斐翔真 髙橋颯
吉柳咲良 西田ひらり
パク・ヘナ 横田栄司 今井清隆 ほか
<東京公演>
期間:2020年1月20日(月)~2月9日(日)
会場:東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
主催:日本テレビ、ホリプロ
後援:TOKYO FM、WOWOW
企画制作:ホリプロ
※静岡、大阪、福岡公演あり
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