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『カリギュラ』高杉真宙・谷田歩・橋本淳・秋山菜津子 ビジュアル撮影レポート!

  • レポート

2019年6月17日(月)

先日、総勢24名のキャストが出揃った2019年11月・12月上演 栗山民也演出の舞台『カリギュラ』。
今回は高杉真宙、谷田 歩、橋本 淳、秋山菜津子のビジュアル撮影の様子をレポートします。

取材・文/三浦真紀

 


 

▼公演詳細ページはこちら

 

まずは、カリギュラに可愛がられて育った少年シピオン役の高杉真宙。シピオンはカリギュラに父を殺されるが、彼に「愛している」と語りかける、純粋無垢な魂の持ち主だ。衣裳は黒でサテンのジャケットスーツ。胸元にはレースがあしらわれ、高杉のピュアな空気感と少年性にぴったりだ。

 

 

撮影が始まった。カメラマンが「上からあいつ(カリギュラ)を見て!」「スッと希望の光が射すように」と細かくリクエスト。そのたびに、瞳の表情が変わる。ポーズも身体をひねり、角度をつけて何パターンか撮影。

 

 

次に白のジャケットに着替えて、上品な感じに。「役を入れず、等身大の自分で」との演出で、高杉はテーブルに肘をついた。寄りでの撮影が始まる。「まるで彫刻みたいな顔だね」とカメラマンが感心した。「強い憎悪を持って」「憎悪が少しずつ回転する」とのカメラの指示に、目に狂気が宿り、激しくどす黒い空気が広がり始めた。無垢な少年から一変し、獣のような鋭い視線。しかしモニターチェックになると、途端にパァっと笑顔を見せた。振り幅の広さは良い俳優の証だ。

 

そして、奴隷上がりの臣下エリコンを演じる谷田歩。エリコンはカリギュラを最後まで支えぬく忠臣だ。ラフなベージュのシャツに着替え、はだけた胸元にネックレス。彫りの深い彼の顔立ちや鍛えられた肉体と相まって、野性的で力強い。その上、何もかもを見通しそうに強烈な眼力!まるでギリシャ彫像のようで、その場に立っただけで、圧倒されるパワーがある。

 

 

カメラマンの「自由に動いて」の指示に、豪快に笑ったり、ウロウロ歩いたり。特に、手を握る、首元に当てるなど、手のバリエーションが印象的。カメラマンも惹かれたようで、「すごくいい!手を肩に」「手を組んで」と矢継ぎ早に言い続ける。立ち姿でも、両手をポケットに入れる、顔を片手で半分隠す、ネックレスを持つなど、手がフルに活躍した。

 

 

カメラマンがファインダーを覗きながら「ダダ漏れしてるね!」と独り言。まさに奴隷生活を生き抜いた強靭な肉体と精神がそこにあった。本番にはよりエリコンが舞い降りて来るだろう。

 

橋本淳の撮影が始まった。衣裳である麻のシャツを着て袖をまくり、どこか思慮深そうな雰囲気を漂わせる。橋本の役は頭の良い貴族ケレア。論理と推測により、カリギュラを追い詰めていく役だ。

 

 

撮影が始まった。顔に手を当てるだけで知的な趣があり、カメラマンが「カッコいいね」と唸った。さりげなさと存在感が両立するのが橋本の魅力。興味深いことに橋本はあまりモニターで自分の写真を見ない。カメラマンやデザイナーがチェックしている時も寄って来ず、立ち位置そのままで遠目に見るくらいだ。

 

 

カメラマンが「腕だけ使って!」「自分のストーリーで」と言うと、裸足でウロウロと自由に歩き回り、それが様になるというか、まるで映画のワンシーンのように何かを語るから面白い。「全てを見通す感じ」とカメラマンが言うと、手を真正面で組んだ。「少し動いて」「もっと強く」と言う指示に、橋本は貯めていたエネルギーを放電するかのように、険しい眼差しになり、新たな表情を見せた。舞台上でのカリギュラとの対峙が待ち遠しくなった。

 

秋山菜津子がやってきて、まず2着のドレスをカメラテスト。クラシカルなレースで彩られたロングドレスがよく似合う。秋山の役はカリギュラを愛するセゾニアだ。

 

 

それまで、フランクに喋っていた秋山は、カメラの前に立った途端、女優の顔になった。時折挑発するような妖艶さと柔らかな微笑みを行き来する。額にかかる髪のウェイブと赤いネイル、肩越しに振り返った瞳、肩に当てた手…全てが見る者の想像力を掻き立てる。カメラマンも「語っている感じがするね」と一言。モニターをチェックした秋山も「これ、いいですね」と気に入ったようだ。

 

 

ドレスを変えて、再び撮影が始まった。「自由に動いてください」の指示に、ドレスをヒラヒラさせながら、くるっと回る、手を上げる、しゃがむ、笑う、立つ、座る、手を額に当てるなど、まるで踊っているように自由自在。それも少女、貴婦人、娼婦と表情も次々と変わるから凄まじい。「いいね!」「来てるね!」を連発していたカメラマンは、気づいたら秋山にどんどん寄って接写に夢中。それを見ていたプロデューサーは「まるでドラマを見ているみたい」とポツリ。いやはや、もはや脱帽だ。

 

カリギュラ役の菅田将暉とともに、この世界観に相応しい実力派が集まった。衝撃が走る予感がする。

 

 

【プロフィール】

高杉真宙(たかすぎ・まひろ)
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1996年7月4日福岡県生まれ。2009年に舞台『エブリ リトル シング ‘09』で俳優デビューし、2010年『半次郎』(五十嵐匠監督)で映画初出演。2012年『カルテット!』(三村順一監督)で映画初主演。2018年に『世界でいちばん長い写真』(草野翔吾監督)、『ギャングース』(入江悠監督)、『虹色デイズ』(飯塚健監督)の映画に主演。その他、TVドラマ『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』、舞台「新感線☆RS『メタルマクベス』disc3」(いのうえひでのり演出)に出演。2019年1月に映画『十二人の死にたい子どもたち』(堤幸彦監督)、2月『笑顔の向こうに』(榎本二郎監督)、5月『映画 賭ケグルイ』(英勉監督)が公開。 その他2019年には、映画『見えない目撃者』(9月20日公開)TVドラマ『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』(テレビ朝日)、『サギデカ』(NHK土曜ドラマ)の放送が予定されている。

 

谷田 歩(たにだ・あゆみ)
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1975年7月25日静岡県生まれ。シェイクスピアシアター附属演劇研究所を経て、2001年に吉田鋼太郎が主宰する劇団AUNに入団。舞台を中心に、CMや映画予告のナレーションなど幅広く活躍している。
主な出演作/舞台:『マクガワン・トリロジー』『今は亡きヘンリー・モス』『プライド』(小川絵梨子演出)、『フェードル』『トロイ戦争は起こらない』『アドルフに告ぐ』『ピアフ』(栗山民也演出)、『エドワード二世』(森新太郎演出)他。映画:『検察側の罪人』他。ドラマ:
『西郷どん』『下町ロケット』『家族狩り』他。

 

橋本 淳(はしもと・あつし)
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1987年1月14日生まれ。ドラマ『WATER BOYS 2』でデビュー。連続テレビ小説『ちりとてちん』でヒロインの弟・正平を好演。以降、TV、映画、舞台と幅広く活躍中。舞台では、宮田慶子、宮本亜門、白井晃、永井愛、ケラリーノ·サンドロヴィッチ、森新太郎、小川絵梨子、山内ケンジなど、様々な演出家の作品への出演が続いている。MOOSIC LAB 2018で最優秀男優賞を受賞(『月極オトコトモダチ』)。
近年の主な出演作/舞台:『フォトグラフ51』『No.9-不滅の旋律-』他。

 

秋山菜津子(あきやま・なつこ)
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10月8日生まれ。舞台を中心に映画、ドラマに幅広く出演。ひょうご舞台芸術『プルーフ/証明』TPT『ブルールーム』で第36回紀伊國屋演劇賞個人賞、第9回読売演劇大賞優秀女優賞、杉村春子賞を、Bunkamura『タンゴ・冬の終わりに』で第14回読売演劇大賞優秀女優賞を、こまつ座『きらめく星座』で第 22 回読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞している。
近年の主な出演作/舞台:『美しく青く』『大逆走』(赤堀雅秋演出)、『出口なし』(白井晃演出)、『贋作 桜の森の満開の下』『エッグ』(野田秀樹演出)、『ハングマン』(長塚圭史演出)、『きらめく星座』『DISGRACED』(栗山民也演出)、『キャバレー』(松尾スズキ演出)、『8月の家族たち』(ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出)、『東海道四谷怪談』(森新太郎演出)他。

 


 

【公演概要】

舞台『カリギュラ』

作:アルベール・カミュ
翻訳:岩切正一郎
演出:栗山民也
出演:菅田将暉 高杉真宙 谷田 歩 橋本 淳 秋山菜津子 ほか

<東京公演>
期間:2019年11月
会場:新国立劇場 中劇場
※福岡公演・兵庫公演・宮城公演あり

 

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